もう下旬です。僕はスポーツ観戦が好きなのですが、今月は何といっても女子ジャンプの伊藤友希選手と大相撲の大関稀勢の里関でしょう。この二人には共通点があります。伊藤選手は、ずっと高梨沙羅選手の後塵を拝し続けてきました。今回の日本ラウンドが始まる前の段階で、高梨選手がW杯49勝、伊藤選手は0でした。それが今回の日本ラウンド4戦で、伊藤選手は3勝（高梨選手は0）。また、稀勢の里は、この一番に勝てば優勝（横綱昇進）という時に、ことごとく横綱白鵬に敗れ、カラを破る事が出来ませんでした。それが、昨年は最多勝を挙げ、今日はその白鵬を下して初優勝に花を添え、横綱昇進をほぼ確実としました。この二人は、ともに目の前に立ちはだかっていた（高梨選手、横綱白鵬という）壁を今回突き破りました。この二人に限った事ではありませんが、途方もなく高い壁に見えても、突き破れないことはないのですね。僕はずっと見ていて、この二人は自己の競技レベル（技術だけでなく特にメンタル）を更なる高みに引上げる事が出来たのだと思います。言葉では言い尽くせない努力があったのだと思います。
昨日、日本ファイナンシャルセキュリティーズ社主催のセミナーに行ってきました。登壇したのはJACK氏。パンローリングから『百人百色の投資法』という、日本の個人投資家100人へのインタビュー集（全5巻）を出している人です。僕はその第1巻を持っているのですが、何となくこの本の読後感から、他人のふんどしで相撲を取る（失礼！）人かな、と思って行ったのですが、それは間違いでした。ただ、様々な情報を収集して取捨選択するのがうまい人なのかな、と言う感じでしょうか。同氏の話では、IPOと不動産への投資で2億近く稼いだ、という事でした。僕はIPOには興味ないし、不動産もこれからやろうとは思いません。したがって、今後もこの人との接点はなさそうだなぁ、と言う感じで聴いていました。この手のセミナーでは、大体、登壇者の著作などの抽選会があり、今回も当たってしまいました。僕のかみさんに言わせると、僕はこういうのに当たってしまう事で「運」を使い果たしてしまい、投資成績が上がらないのだ、という事のようです。本は『1万円を1年で100万円に！』というえげつないタイトルです。僕には1万円を1年で100万円にする自信はありません。でも、この本を読めば出来るのかな？
今僕が読んでいるのは、マーク・ダグラス氏の著作です。パン社の本は結構読んできましたが、こういうアプローチ（メンタル系）の本は珍しい。僕は同氏の著作を読むことで、自分の殻を破る事が出来るだろうか？？？
