福島に行って来ました。昨年亡くなった、大原東京校時代の同僚を弔うためです。僕は社労士科、彼は行政書士科でしたが、特撮映画オタク、という共通項がありました。何しろ、アドリブで映画のセリフを言いあうのです。同じ映画を何度も観ていなければ、こんなことはできません(まぁ、自慢するようなことではないのですが)。いつだったか、彼はこれを僕ではなく、一般人に対してしてしまったことがありました。一緒にアイスクリーム屋さんに入ったとき、女店員さんから「バニラでいいですか?」と訊かれて、彼は反射的に「いや、アボラス」と答えてしまったのです! もちろん、店員さんはキョトン。
慌てて僕が「バニラで」と言って「先生、それは多分、俺以外には通じないよ」
その時の彼の、嬉しそうな顔を今でも思い出します。50代に入ったばかりで、故郷に帰ってから開業した行政書士事務所も軌道に乗り出した時でした。残念です。
帰りに奥さんに最寄り駅まで送っていただきましたが、近くにモニタリングポストがあることを除けば、どこにでもある田舎の夏の風景でした。