Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

『大坂堂島米会所物語』(島 実蔵著 時事通信社刊)を

読了。数年前に神保町の巖松堂で購入した後、ツン読になっていたものだが、一気に読んだ。いやー、面白かった。世界最初の証券・商品取引所(享保年間、1730年代)で設立、運営に係る様々な駆け引きを、小説の形を取ることで、わかりやすく描いている。

ストーリィもぐいぐい引き込まれ、これは映画化、あるいはドラマ化する価値があるんじゃないか、とまで思った。

いま、米会所跡地には石碑が立っているという。聖地巡礼ではないが、現在の大阪堂島商品取引所の見学とともに、是非訪れてみたい所だな。

ところで、コメの価格形成の透明化及び当業者のリスクヘッジを目的に、現在でも先物取引は行われてはいる。しかし数次にわたり試験上場が継続しているだけで、未だに本上場には至っていない。農協や自民党に反対論が根強いからだ。

そうこうしている内に、昨年、中国の大連商品取引所で、ジャポニカ米の先物取引が始まった。まぁ、規模から言っても大連での出来高の方が試験上場中の大阪よりけた違いに大きいのは仕方ない。重要なのは堂島のコメ先物を本上場し、透明性の高い価格決定機能を持たせることだろう。これによって、規模は小さくても、我が国できちんとコメの価格が決定されていますよ、という情報を発信できる。しかしながら万一、試験上場終了に伴い、本上場取りやめ、ということにでもなれば、将来的に日本人の主食の価格が中国市場で決まる、ということにもなりかねない。もしそうなったら、世界最初の先物取引所を整備したご先祖様に、申し訳が立たないな。

こういうグランドデザインは政治家の仕事と思うが、我が国の政治家が想像力を働かせることが出来るだろうか。その国の政治は、その国民の民度以上のものにはなり得ないので、その点では僕は楽観的ではない。しかしこの問題については、僕の悪い予想が外れて欲しい、と強く思うね。

 

昨夜は上記読書のため米国時間の途中から参戦。2回のトレードで6円獲得。為替やゴールド現物の値動きから、おそらくTOCOMでも今晩、6000円にトライするだろう、という予感があった。でも、この予感が強すぎて、中期のピークアウト直前で買ってしまった。この日は米国でやや大きな指標発表が時間を空けて3つ予定されていた。僕は、行って(上昇)⇒戻って(下落)⇒また行って、という予想を立てていた。戻る直前に買ってしまったのだ。まぁ、その後はほぼ予想通りに動き、最初の利食い。その後、零時をまわり、いよいよ6000円を付けようか、と言う時に、クリック直前にスルスルと価格が上昇、あっという間に6010円も突破してしまい、買い場を逃してしまった。「予想上手のトレード下手」というヤツだ。ローソク足の形状からその後の上昇に乗って買い参入し、この日2度目の利食い

今朝、その後のチャート形状を見たが、夜間終値の6005円まで、一度も6000円を割れていない。

週明けはどうなるかな。