Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

昨日(21日)は欧米時間で11円獲得。

東京金先物価格は21:00以降に最初の急騰(30分間で40円)があり、一気に6340円台を付けたが、この時僕は、近所のスーパーで買い物をしており、この急騰に全く関われなかった。この時にしか動けない事情があったので、これは致し方ない。もっとも、17:30までの段階で、3回のトレードで4円取っていたし、この段階では、このセッションで恐らく6300円を超えると思うが、その後どこまで値が伸びるかは見通せなかった。個人的には「6300円は超えてくるが、いったんは6200円台に押し戻される」と言う見立てをしていた。そして、21:00まではほぼ、この見立て通りに推移していた。

ところが前記の通り、21:00過ぎに突然狂いだした。僕が買い物から帰ったのは22:00を過ぎていたので、もう価格は下げに転じていた。ただ、これだけ強いのだから、長期線を割れずに反転するだろう、と予測し、切り返したところで2回買い参入。7円獲得した(前記の4円と併せ、これで表題にあるように11円)。

今日(22日)の日本時間は、移動のためノートレード。しかし、一気に6400円を付けるとは! 10:00からの15分間で70円の暴騰。単に価格が高いから、と言うだけの理由で売っていた連中が皆殺しになった展開だ。

昨晩にせよ本日にせよ、トレードしていれば勝つ自信はあった。でも、この2つの急騰局面以外で二桁の利益を出せたので、その点には満足している。

ところで、今日はいつもの夜間取引はない。4連休明けの27日から、東京商品取引所(TOCOM)は日本取引所グループ(JPX)に統合され、貴金属などのTOCOM上場商品(エネルギー系を除く)は、同グループ傘下の大阪取引所(OSE)に移管される。これによって、20年来(いや、もっとか)の長きにわたって懸案となっていた、総合取引所が実現する運びとなった。これで一つの口座で、金融・株式・商品の各先物取引ができるようになる。でも、何で東京から大阪に移管? と疑問を持つ人もいよう。

このブログを継続的に読んでいる人は、先物取引発祥の地としての大坂(大阪)の話が時々出てくるのをご存知だと思う。以来、先物などのデリバティブは大阪、現物株は東京、と言う住み分けが行われるようになった。

僕の手許に『フューチャーズ・ジャパン』(2003年8月号)がある。巽悟朗(元大阪証券取引所社長)の「済々たる個人投資家よ、デリバティブを学べ!」というインタビュー記事が掲載されている。これによると、大証は、1990~91年の2年連続で、先物取引高ランクが世界一になった、とある。丁度この時期は、東証の現物市場が暴落した時期と重なる。これにより「先物悪玉論」が台頭し、規制強化に繋がり、大証のランクは見る見るうちに下がって行った。

まぁ、それがやっと統合である。巽さんが生きていたら何て言うかな。巽さんは2003年に腸閉塞で急逝された。歴史にタラレバはないが、生きていたら多分、総合取引所は、その内容も・実現時期も、かなり違ったものになったんじゃないかな。