Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

今日は社労士の本試験日。

受験生の皆さんは実力を十分に発揮できただろうか?

以前書いた通り、僕の今年の講義は、コロナ禍のため、4月の国民年金法の途中で終了して、リモート等に移行してしまった。今年の受講生にはこのブログの案内はしていないので、見ている人はいないと思うが、過年度の受講生の中には、本試験直前に何か書いてあるか確認した人もいるかもしれない(アクセス数を見ると、ここ2,3日は、いつもより増えている)。残念ながら御覧の通りで、本試験関連の記事は何も書いていない。ただ、今日以降各受験校で模範解答が出され、明日には社労士試験オフィシャルページに問題が掲載されると思うので、コメントしたくなったら記事として掲載するかも知れない。

僕も数年前まで、この日は模範解答の作成に忙しかったが、受験関係者にとって、言ってみれば、この日はお祭りに似ている。で、各校のメイン講師クラスがネットなどで解説しながら集客を行うのだ。どの講師がどの受験校で解説を行うのかは、検索すればすぐにわかる。僕も長くこの世界にいるので、これを見ながら「あれ、この先生はこの受験校に移ったのか」とか「あの講師は最近見なくなったな」とか、色々と思ったりする。

合格したら、まず実務に勤しんでほしい。安易にコンサルなどと名乗らないで。僕は数年にわたり行政案件をこなしてきたが、受講生(多くは求職者)に対して「深夜とは、何時から何時までかご存じですか」と問いかけても知っている人はほとんどいない。そんなこと聞いて何になるのか、と訝しんだ人は、想像力が足りない。深夜の時間帯が分からなければ、自分の労働が深夜に及んだときに、割増賃金がついているか否かの判断ができない。僕が社労士登録をしたとき辺りと比べれば、多少はマシかもしれないが、とにかく労働法を知らない労働者が多すぎる。ところが現実は、社労士は使用者側に立っていることが多い。これでは労働者は、大げさに言えば搾取されるばかりだ。

社労士実務をこなしていくうえで、労使双方にバランスの取れた立ち位置で仕事をすることは、なかなか難しい。今年の合格者、特に若い人には、このバランスにチャレンジして欲しいな。そしてできれば、資格学校の口車に乗せられないように、他の類似資格の取得ではなく、英語とITスキルを磨いてほしい。これからは必要になるだろうし、トレーディングスキルがこれに加われば、鬼に金棒である。ただし、こうなるまでの道中では、常に「コンサルの誘惑」が付きまとう。口先だけの人間にならないように。ここは要注意だ。