計+21円。高安が24円の割には、上手く取ることが出来たと思う。
9時台の序盤には売りで入ったが、すぐに切り返して上げ始めた。ここで売玉を持ち過ぎなかったのが良かった。その日の初めには、1円でも2円でも、取れればよいのだ。売り玉を長く持ちすぎて、その後の良い局面で動きが取れなくなることは、今回に限っては無かった。
その後は、9時半前後からの上げで計9円。10時台前半の売りで6円、主に1分足チャートをもとになぞることが出来た。値幅は大したことはないが、大きく引かされることが無かったので、ストレスは少なかったな。
13時前に下げ始めたので急遽売り参入してみた。この辺りの時間帯は、過去に思わぬ動きを見せたことがあり、初動は静かでも、気付いたら大きく動いていた、と言う時がよくあった。そこで今回も「念のため」参入してみたわけだが、結果は3円ということで、評価としては空振りか。まぁ、そんなに上手く行くはずはない。
ところで、16日だったか、フィル・スペクターが81歳で死去した。新型コロナ感染が原因らしい。僕らの年代だと、スペクターは「ロング・アンド・ワインディング・ロード」にムード音楽のようなオーケストラをかぶせた人物、として有名だ。この曲は、ビートルズ解散前の最後のシングル曲、全米1位になったが、時期は僕がロックを聴き始めたころと重なる。1971~2年ころ、中学のクラスメートと、「ビートルズの曲の中で何が一番好きか」話したことがあった。僕と、秀才のM君は、この曲を押したのだ(当時はビートルズを聴き始めたばかりで、この曲くらいしか知らなかった)。
その後ロック少年になるにつれ、ビートルズの楽曲を聴きまくるようになり、同曲よりもずっと良い曲をたくさん発見することになる。
『ジョンの魂』『イマジン』と言ったアルバムにもプロデューサーとして参加しているが、ここでのオーケストレーションは控えめで、アルバム全体のイメージにとても合っている。こう見てくると、スペクターは、ポールよりジョンとの相性の方が良かったのかも知れないな。
もう一つ、『ジョンの魂』の中に、「Love」というジョン作の名曲が入っている。この曲での印象的なピアノの演奏は、ジョンではなくスペクターだ。
こう見てくると、ビートルズ後期からジョンのソロ活動の初期にかけて大きな役割を果たしたことがわかる。晩年は殺人罪で服役していたようだが、こんな終わり方をするというのも、なんか悲しいな。