1 3日の米国時間 + 6円
2 4日の日本時間 -31円
3 4日の欧米時間 + 7円
4 5日の日本時間 -15円
5 5日の欧米時間 + 2円
6 6日の欧米時間 + 3円
この間の合計で-28円。特に2と4が酷い。そして、日本時間14時以降の損失が、2では₋35円、4では-18円と、群を抜いて高いこと。これは、この時間帯に取引したからこうなったわけではない。
エントリー自体はもっと早い時間にしていたのだが、損切りが遅くなって、14時以降になってしまっただけだ。ここまで持ち越すのではなく、早い時間に損切途転すべきだった、ということ。戦術の失敗だ。自分なりに対処の仕方も研究した。気を取り直して10日以降に備えるしかないな。
ところで、コメ先物の本上場が認められず、廃止が決まった。先物取引は生産者が価格変動リスクをヘッジする場として優れた制度だ。現実にその優位性を実感している生産者も出現し始めていた。しかし、我が国の米の価格は、現物の流通を担うJA(農協)が決定権を握っており、JAの意向を受けた自民党の農水族議員が農水省に申し入れを行い、今回の結果に至った。報道各社の記事を読むと、どうもそのようだ。
コメ先物は2011年に民主党政権下で試験上場が行われ、その後の自民党政権下で5度にわたってこれが繰り返されてきた。結局、先物市場によって透明な価格が形成されると困るJAと、JAの支持を受けられないと困る族議員の利害が一致したのだろう。
シカゴの大豆、小麦、NYの原油、金など、国際商品には指標価格が存在する。今後、日本産のコメが世界に出ていくにあたり、堂島の先物価格が指標になることは無くなった。おそらくこのような状況になった場合は、取引量から言っても大連商品交易所のジャポニカ米の先物が指標価格になるのだろうな(しかし、本当にこれで良いのか?)。
世界で初めての組織的な先物市場が整備されたのはほかならぬ堂島だ。その300年にわたる歴史が、大したニュースにもならず、こんなにあっさりと消されてしまうのも、不思議なもんだな。しかも、外国からの圧力、というようなものではなく、国内の勢力が、自分たちの利益を守るためにこうしたわけだからな。