不思議だ。多分、22日に社労士試験があったので、コイツのブログなら何か面白い情報が書いてあるんじゃないか、と思われたのかも知れないな。
そのため、と言う訳じゃないが、選択式問題と各社の解答速報を見ていた。
選択式の解答速報は、クレアールのが見易かった。各設問ごとに根拠条文等が示してあるのが丁寧だ。TACも見易いが、表組になっているクレアールに一日の長があるな。大原は40空欄中31箇所が自社の教材に掲載又は出題、とあるがこれは微妙だな。「31問も的中したのか、凄い」と思うか、人によっては「9問も外したのか」と思うかもしれない。個人的には大原にはどっしり構えてもらいたいものだ。ただ、自社のどの教材のどの部分に、どんな形で掲載されていたのか、を知りたい受験生もいるだろうから、そういう人には、的中箇所の紹介は安心感を与えると思う。
個別に見て行こう。
問1(労基・安衛法)の3
安衛法62条(中高年齢者等についての配慮)より。僕が講義していた昨年まではテキスト未掲載だったが、中高齢労働者に対する一定の配慮を使用者に求めた総則的な条文で、内容的にも難しくはないので、僕は、条文番号と簡単な内容紹介はしていたところだ。数回読んでいれば問題なかったろう。受験生はどうだったろうか。
4は安衛則からの出題だが、内容は基本的。
問4(労働一般)の2
Dは「特定求職者雇用開発助成金」が入る。これは「雇用調整助成金」と並ぶ雇用2事業の重要助成金。D直前の「ハローワーク等の紹介」「60歳以上」「事業主に対し」辺りがヒントになろう。ただ、僕が使っていた昨年のテキストにはこの助成金は掲載されていなかったので、必ず補足していた。
この助成金については思い出がある。以前勤務していたところで、この手続きをしていたのだが、その後程なくして労働者が辞めてしまった。調べてみると、そのセクションでは過去にも同様のことが起こっていた。僕は事務局長にそのことを報告し「何かありそうなので、調べた方が良さそうですね」と言ったら、「それは君のやる仕事じゃない」と言われた。このエピソードを以前講義で話したら、「嫌な事務局長だな」とつぶやいた受講生がいたっけ。
この事務局長(Mさんとしよう)とは他にも思い出がある。ある年の忘年会で、「昴」を一緒に歌ったことがあるのだ。高い声が出ないので、手伝ってくれ、と言われてね。
その後、年が明けて、その時のお礼にということで、赤シャツをもらった。一部に黒がアクセントとして入っていたが、基本は赤だ。僕のことを知っている人は想像してみてほしい。Mさんが言うには「世の中には様々な色がある。君は若いんだから(当時は若かった)、もっと色を楽しまなくては」ということだった。赤シャツが似合うかは別にして、Mさんの言っていることは理解できた。また、この人は遠距離通勤者で、通勤途上ではいつも推理小説を読んでいた。読み終わったのもをよく貰ったっけな。
仕事上のミスを叱られたことは無かったが、転職を決意したことを報告したときは怒られた。
なんか、昔のことを思い出した。社労士試験については、設問を読んで、必要性を感じたら、また書く。今日はこれでおしまい。