合格発表がありました。詳細は試験センターのHPに出ていますが、合格率が7.0%というのは平成6年の6.8%に次ぐ低さです。しかし僕がちょっと意外に思ったのは、合格者数が今年も減少したことです。対前年比で昨年が1000人以上減少しているので、今年は増やすと思ったのですが、ちょっと意外でした。まぁ、このへんは合格基準の設定の仕方によって変わってくるので、減少傾向が定着したとは思っていませんが。
昨年は初学クラスではこのブログの紹介をしておりませんでした。試験とは関係のないことが多いので、あまり受験生にプラスにならないと思ったからです。しかし、受験に関係した記事も無くはないので、今回は紹介していこうと思っています。したがってメールなどでご連絡を個別にいただいているのは上級クラスの方が多いのですが、何人かの方から合格のご報告をいただきました。おめでとうございます。
しかしいつも言っていますが、試験合格はスタートラインに立ったことしか意味しません。ここからどういう方向に進むかを、拙速に決めてはいけません。自分の将来計画を踏まえて、慎重に決めていくべきです。
不合格だった人は、どこを修正すべきかをじっくり考えてください。テキスト、参考書、講師のレジュメなど、頼ったものはいろいろあったはずですが、僕ならテキストと労働法全書をメインに据えます。残念ながら本試験は図解では出ませんので、条文を読んで長めの文章に慣れる必要があります。過去問集は出来れば10年以上分を掲載しているものがあればそれを使う、といった感じ。解説も自分の知識レベルに対応した「しっくりくる」ものであることが望ましい。通学講座ならほぼ十分な量の問題集が渡されるのでそれを使えば量的には問題はないかと。
頑張ってください。