この国では自営業者が減り続けています。小資本の自営業が衰退するのは、個人の知恵と工夫をもとにする個性的な事業が減ることを意味するので、とても残念です。
社労士に限ったことではありませんが、起業当初から上手くいくことは少ないと思います(特に経済的な面で)。これを勧めるために書くわけではありませんが、僕の知人には、会社に所属していながら開業してしまった人がいます。また、会社の就業規則で兼業禁止になっていたものを、社労士の知識を利用? して自分が社員の立場のまま開業できるように書き換えてしまった人がいた、というのを聞いたことがあります(凄いな)。受講生に必要なのは、勉強することと、開業や登録資金の準備として貯金をすること。この2つです。健闘を祈ります。
さきほど「東京JAZZ2012」という番組をBSでやってましたが、なんと、バート・バカラックがピアノの弾き語りをしていました。1928年生まれとのことなので、声はしわがれ声ですが、よかったです。インタビューで「自作で最も好きな曲は(シラ・ブラックの歌で有名な)アルフィー」と言っていました。僕もバカラックの作品ではこの曲と「サン・ホセへの道」が好きです。この人は僕の、アメリカという国に対するイメージを固定させた人です。「アメリカ」から抱く僕のイメージは、広い庭と邸宅、バカラックの曲、クルマはシボレー、テレビは「奥さまは魔女」といった具合で、ま、1960年代そのものです。しかし今日、バカラック自身の歌で、アルフィーを聴けるとは思いませんでした。感動したというより、嬉しくなりましたね。