Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

先日NHKで、矢沢永吉の

特集番組をやっていました。僕もその昔、『成り上がり』を読んで以来、ずっと気になるアーティストではありましたが、それほど聴き込んだ、という印象はありませんでした。しかしこの番組を見て、この人は繊細な人だ、と思いましたね。不遇時代のエピソードや、野毛山公園の話などでそれを感じました。
「下積み時代に、ロックで名を成して貧乏を脱し、金持ちになってやる」という強い意志のもとに必死で活動していた、という話をしていましたが、僕はそれを聞いて、ほぼ同じ意味のことをイアン・マクドナルドがインタビューで語っていたことを思い出しました。矢沢とマクドナルドの音楽は、全く異なります。何事でもそうですが、成功するにはこういった貪欲さがどうしても必要なんでしょうね。


ところで、本日の中日新聞9面に「富裕層への増税を避けるな」という記事が出ています。森永卓郎氏なども以前から主張していることですが、もしもこの記事にあるように富裕層への増税がこの国で実現すれば、消費税率の引き上げは、少なくとも当面は必要なくなる可能性があります。消費増税は低所得層を直撃します。マージンの大きい富裕層への増税の方が、国全体の消費行動の維持、という点からは合理的に思えます。長期的に消費増税が不可避であるのかもしれませんが、その前に、富裕税の創設と、宗教法人課税を実施して欲しいと考えるのは僕だけでしょうか。今の増税論議が消費税に偏り、この二つが議論もされないのは、少なくとも僕の標準からは有り得ないことです。