Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

僕に証券会社のことを

聞かれても、的確なことは言えません。ネット証券は、画面の操作性(発注のしやすさやテクニカル分析ツールの種類)や手数料で決める人が多いのではないでしょうか。ネットで検索すれば様々な比較サイトがあるので、参考になるかと。ちなみに僕はマネックス証券に口座があります。しかし好きでこの会社を使っているわけではありません。最初に使っていた会社が買収に次ぐ買収でいつの間にかマネックスになっていただけのことです。同社社長の松本氏は、ライブドアショックの時に、顧客が信用取引の担保としてあずけているライブドア社の担保掛け目を予告なくゼロにした人物です。僕はこの措置が、ライブドアショックの火に油を注いだと、今でも思っています。法制度に反することではないとはいえ、ライブドア社に強制捜査の入った翌日(だったと思います)、しかも日中だったので、市場はパニックに陥りました。僕は90年のバブル崩壊、01年の同時多発テロ、08年のリーマンショックなど、様々なマーケットの事象を見てきましたが、これらのどれよりも驚いたのが、ライブドアショックの時にマネックスがとった行動でした。僕自身は株の信用取引は一度も経験がありません。したがってこのことによる直接の被害はないのですが、この時はすべての市場が暴落したので、当時僕が持っていた1部上場の優良株も打撃を受けました。



すみません。昔話をしてしまいました。EVOCXは、エボリューションジャパンという会社(旧・エース交易)が提供している商品先物取引のネットトレードツールのことです。商品取引は、日本では90年代に悪質な業者が強引な取引を顧客に行わせて大損失を被らせ社会問題になりました。しかし日本以外の先進国では話は異なり、我々の経済生活に必要なモノの価格を公正に決定する手段として広く認知されています。例えば、原油や金はNY、大豆やコーンなどの穀物はシカゴ、アルミなどの産業用素材はロンドンで決まった価格が国際的な指標価格になります。近年は中国に巨大な取引所がいくつか現れ、取引額は欧米の取引所を凌駕しつつあります。日本の取引所の影響力は、プラチナや天然ゴムでは少しはあるかもしれませんが、他はほとんどないと言って良いのではないでしょうか。この分野でも日本はガラパゴスです。先物取引という価格決定機能は日本が発祥の地であることを考えると、残念な現実です。しかし個々のトレーダーレベルの話になると、ちょっと異なり、優秀な人も日本には多いです。しかしこの国ではそういう人は妬み、嫉みの対象になるせいか、本名を明かす人は多くはありません。アメリカでは成功したトレーダーの中には、政府の中枢に入ったり、養成学校を経営したり、何冊もの著書を残している人も多くいます。ラリー・ウィリアムズやローレンス・コナーズ、ロバート・ルービンといった名前は聞いたことがある人もいるかと。日本には彼らの盲目的な信者もいるようですが、それはちょっとどうかと思います。参考になりそうなところは取り入れつつも、十分に咀嚼しなければなりません。なぜなら、彼らが活躍した時代は現代の日本ではないのですから。ひょっとしたらこの国では彼らの考え方は通用しないかもしれません。



参考にならなかったかもしれませんが、トレードをもし行うにしても、充分に勉強してからにすべきです。ツールは、本、ネット、証券会社やカルチャーセンターなどの講座、その他いろいろあると思います。できれば8月までは試験勉強に専念し、その後で考えても良いかと。マーケットが無くなることはありませんから。