この2社にはちょっとした記憶がある。東新はいっとき買おうとしたが、買いが殺到して買えなかった思い出、クリードは04〜05年にかけて利益を出した思い出。現在保有しているわけではないので詳しくは知らないが、少なくとも僕が知っている両社は、各々その属する分野における優良企業であった。それがあっと言う間に景気の激変に飲み込まれてしまうこの時代。いよいよ「終わりの始まり」だな、という感じである。米国の住宅価格次第、という状況は変わっていない。「住宅価格指数先物では10年々央以降に、ようやく価格が反転すると読める」と、僕のところに来るメールにあった。だとすれば、実体経済に8ヶ月程度先行するといわれる株価は今年の11月前後に底を打って反転する可能性がある。素材などの景気敏感株に注目しておきたい。10〜11月はちょうどファンドの決算期にあたり、例年株価は乱高下しやすい時期である。そこを抜けて反転上昇、というシナリオは考えられる。しかしそうなると、国内の商品先物価格はもうあまり下がらないかもしれない。白金はNYで1000ドルを回復し、国内でも3000円を一時回復した。
こんな感じで「終わりの始まり」における「終わり」の期間は後10ヶ月程度は続く、と僕は見ている。短いほうに外れてくれるのを祈るばかりである。
ところで、10〜12日の3連休期間が始まっているが、この間、OH名古屋で5コマ、HA長野で2コマの講義がある。特に12日は昼間は長野、18時に名古屋に帰り、OH初学の夜講義に臨む。この程度なら、睡眠時間さえしっかりとれば問題は無い。むしろ心配なのは「しなの」のダイヤ。雪で遅れたりしないことを、こちらも祈るばかりである。