Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

「先生より年下ですぅ!」という

TMさんの声が、今でも耳に残っている。僕のMP時代の合格者である彼女が昨年5月に亡くなられていた事を、共通の友人であるMKさんからの電話で確認することになった。社労士会の会報に掲載されていた訃報を僕は見ていた。しかし、TMという名は比較的ありふれていたのと何よりも僕より3歳くらい年下だという認識(というか思い込み)があったので、まさかそれが本人だとは思っていなかった。それが昨年暮れに送られて来た会員名簿に彼女の名前が無いことに気づき、忘れかけていた会報のことを思い出し、MKさんに何か情報は無いか問い合わせたところ、数日たって、MKさんのところにTMさんのご家族から年賀欠礼の葉書が届き、それに逝去された旨が記載してあった、というわけだ(彼女の年齢は僕より一つ下だけだったようだ)。
TMさんは受講生当時、大手証券の社員で、僕もそこに口座を持っていた関係で話すようになった。今でもそうだが、当時も、相場の話と社労士の話が同時に出来る受講生の方、というのはほとんどいなかった(というか、彼女しかいなかった)。多分彼女も、相場の話ができる珍しい講師だとでも思ったのだろう。
その後、この会社は自主廃業し、彼女も別の道を歩むことになるのだが、この時期は、彼女とMKさんと僕の3人で、時々食事をしたものだ。
最後に会ったのは、平成19年の暮れだったろうか。名古屋駅前郵便局の入口だった。「またMKさんと3人で食事に行きましょう」と言っていたっけ。叶わぬことになってしまった。僕はその後、一度だけ彼女の携帯に電話をしている。当時彼女が携わっていた派遣の仕事について聞きたいことがあったからだ。昨年の今頃だったと思う。しかし、何か用事があったらしく、丁寧な口調ながらも、早々に切られてしまった。意外な対応に戸惑ったのを覚えている。
その理由も今となっては判らない。
僕の部屋には、彼女が受講生時代に使っていた参考書と問題集が、1冊ずつある。合格したのでいらなくなった、ということだったと思うが、これが形見になってしまった。
人生まだ半ばである。残念でならない。いつかは墓参りに行きたい。
TMさん。安らかに眠ってください。