観ました。大原のHPから、だれでも観られると思います。まだ、労基の初めの部分だけですが、結論から言うと、かなり良い出来です。もちろん、社労士試験の全科目のインプットを24時間で、というコンセプトですから、僕が講義で良く話してきた制度創設の時代背景や、制度趣旨、実務的な話や、時の経済情勢に絡ませた話などはありません。出題可能性が高い所の解説をひたすら行っていくわけですが、図解や解説の無駄がなく、このレベルで全科目が出来上がる、と仮定すると、相当有力な教材になると思えます。2月から始まる速修コースでは、まずは金沢先生の講義をインプット学習として行った後、後半で僕が過去問の解説講義をする、という感じになりそうです。素材の出来が良いと、講義を担当する僕も、がぜんやる気が湧いてきます。今から開講が楽しみです。
28日に、恒例となっている、日本マンパワー時代の合格者の方との忘年会がありました。自分で言うのもなんですが、当時の僕の講義は、何と言うか、規格外でした。時間は無視。その回で必要と思ったことは全て話さなければ終わらない、という考え方で毎回の講義をこなしていました。今もそうですが、当時も、講義の中心は「今まで出題された問題を解けるようになる事」です。しかし、当たり前ですがそれだけでは試験に合格しません。何故なら、全ての選択肢が過去問で構成されているわけではないからです。僕の講義と、その後に続く僕の書いたテキストは、「過去問でここまで出ているので、今後の出題はこの方向で掘り下げてくるだろう」ということを想定し、それを講義に盛り込み、テキストにも記載しました。だから勢い、講義時間は長くなり、作ったテキストのページ数も厚くなりました。
今回始まる社労士速修クラスでは、社労士24をベースに過去問を解説しますが、過去問のリピート率は一般に、そう高くはありません。可能であれば受講生には、過去問の単純な繰り返しでは合格は難しい、という事を早く理解してもらい、過去問という土台の上に、模擬試験などの演習にも積極的に参加し、常にその結果を検証する、という姿勢を確立して欲しいと思います。