Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

先月30日で、速修の

講義は、労働系科目がすべて終了しました(労基・安衛法未受講の方を除く)。明日から5連休、という方も多いと思います。そこで勉強の仕方について一言。
講義後に質問に来られる方もいらっしゃいますが、あまり細かい事にこだわりすぎる必要はないかと。今現在の皆さんの目的は、学者になる事ではなく、国家試験に合格する事です。実は、試験ではなく、一歩引いて「社労士の勉強」という立場から見ると、試験勉強は答えが確定しているだけ易しいとも言えます。実務では(特に労務管理)答えが複数あったり、事案の進行度合いによって答えが異なったり、という事もあり得ます。細かい勉強・難しい勉強というのは、合格後にいくらでもできます。今は出題頻度に応じた勉強に専念すべき時です。
ところでテキストには、出題頻度が低いものも掲載してあります。これは僕がとった勉強方法ですが、まず初めに基本項目(原則及び代表的な例外)を理解する。その後、出題頻度の低い「特例」にあたる。特に初学者の方に申上げたいのですが、最初のページから詳細に詰めて勉強していたのでは、最後まで復習が進まなくなるおそれがあります。特にこれから始まる社保系科目は分量が多く複雑な分、その傾向が強いです。
速修とは言え講義では、テキストに掲載していない項目の話をすることがあるのに、もうお気づきでしょう。もちろんテキストに出ていないものですから出題頻度は低いのですが、「久しぶりの出題」という可能性もないとは言い切れません。個人的には、そこまで考えて話しているつもりです。
受験経験者は今までの受験勉強の中で他校を含め、様々な講師の話を聴いてきた人もいるかと思います。そういう方はお判りだと思いますが、一つの項目を話す場合でも、講師によって切り口がかなり異なります。ある角度から話を聴いただけでは分かりにくくても、別の角度から聴いたら理解できた、という経験は多くの受験経験者が持っているのではないでしょうか。その意味では過年度のテキストやノートも参考になる部分はあるかと。GWはそんな感じで今までの科目を整理すると同時に、来るべき社保系科目に備え、過年度のテキスト等でざっくりとカンを戻すには良い機会です。初学者の方は何と言っても労働系科目の復習ですが、少し時間を取る事が出来るなら、社保系科目のテキストの主要部分の「解説」だけでも読んでおくと、効果的な予習の役割を果たすと思います。