Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

富士通が、親指シフトキーボードのサポートを

終了するという。僕も含め、多くの人は日本語を入力するときに、ローマ字入力を使っている。でも、本来、日本語は(アタマの中でローマ字変換するのではなく)直に日本語で入力するのが筋だろう。親指シフトはキーボード上の仮名の配置が3段で収まり(JISキーボードは4段)、中央下部に配置された2つのシフトキー(これを親指で押すことになるので「親指シフト」の名が付いたのだろう)で表記を使い分けることになっていた。入力速度が速く、疲れにくかった。

80年代末のバブル期に西新宿で勤務していたころ、NSビルで日本語入力のコンテストが開催されていたが、入力速度の上位は親指シフトキーボードの使用者が独占していたのを良く覚えている。しかし結局、し烈な競争を繰り広げていたNECなどのライバルメーカーが、敵の規格を採用するはずもなく、富士通以外にはほとんど普及しなかった(確か、ソニーが当時出していたNEWSの一部機種に採用していたらしいが、僕は現物を見たことはない)。

90年前後以降「日本語入力コンソーシアム」という普及のための団体が設立されたが、当時すでにJISキーボードによるローマ字入力デファクトスタンダードになっており、覆すのは難しかったようだ。この親指シフトキーボードは、親指シフトによる入力に不慣れな場合、通常のローマ字入力で逃げることもできた。そのこともあり、もう少し早く、日本語の入力方法について通産省や業界が統一的に動いていれば、ローマ字入力と言うデファクトスタンダードを変えることなく、親指シフトによる日本語入力と言う有力な選択肢を残せたかもしれない。結局この話も、グランドデザインの欠如の問題に行きつく。

それにしても残念だ。残念極まる。

 

相場の方は、マイナス20円と言うパンチを食らった後、プラス9,6,5,8円と言うのが、今日の夜間21時までの状況。最初のマイナスは、仕切ミスで修正しようとしている内にマイナスが広がって対処できなくなった。ルールに則らなければ、殺られる。東南アジアのどこかの国に、そんな国があったが、相場も同じような状況。