労働系4科目であるが、内容的にそれほど難しい問題はなかったように思う。意外(というほどでもないか)なことといえば、雇用保険で数字がらみの設問がもうちょっと多いかな、と思っていたが。それより、社労士法が労働一般で出題されたことにびっくりした人が多かったのではないか。社労士法に限らず、各法律の目的条文は必ず読んでおくように話したが、きちんとやっていただけたであろうか。労働計4科目の合格基準点(いわゆる足切りライン)は、労働一般を除き3点になると見ている。労働一般はACが結構紛らわしいので、残りBDEをどの程度が正解しているかがポイント。2点になる可能性もあると見る。目標点(僕から見て目指してほしい得点)は、雇用保険が5点、他は4点。
社会保険系4科目の合格基準点は、健康保険・厚生年金の2科目が3点、社会一般・国民年金は2点になる可能性もあるだろう。社会一般はDが難問。Cは僕の講義を聴いていればできたはずだが、一般的には難問の部類。国民年金はBが難問で、他はそれほどでもないと思うが、CEの出来が悪ければ基準点が下がることもあるかも知れない。健康保険は新設された保険給付からの出題で、用語の意味を理解している人が僕の想定よりも少なければ合格基準点が下ブレすることもあるかもしれない。目標点は健康保険・厚生年金の2科目が5点、社会一般・国民年金は4点。