米国雇用統計の結果はまだ見ていないが、金価格は22時30分からの5分ごとの動きは以下の通り。
22：30〜 3439→3473 上昇34円
22：35〜 3472→3436 下落36円
22：40〜 3446→3421 下落25円
22：45〜 3417→3437 上昇20円
ちなみに、1円の変動で1000円の損益である。
17：00から22：30直前までの値動きの幅は、3417〜3440で、23円。つまり、22：30からの5分間で、それまでの5時間半の値動きを11円も上回る動きをしたわけだ。いつもはこういう乱高下に巻き込まれたくないので、大きな統計が発表される前は玉を持たないことにしている。しかし今回は様々な事情で買い玉を抱えたままこの時間帯に突入してしまった。最悪の場合追加入金を覚悟していたが、最初の5分間の上昇で売り抜けることが出来た。今回は僕の技術というより運が良かったとしかいえない。
ところで、それより前、22時からNHKで「自殺者3万人どう減らす」という特集番組をやっている。本日付の中日新聞23面でも「生きテク」というサイトの紹介をしていたが、寡聞ながらこのサイトの存在は今日はじめて知った。自殺者の増加数を見たが、98年から急増し、連続して3万人を超えている。僕が感心したのは、視聴者からのFAXで、様々な意見が寄せられていたこと。「カウンセリングの出来る美容師の要請（実際に「死にたい」と漏らす人がいるらしい）」、「過労自殺者を出した職場には強制的に1週40時間労働を適用（36協定から排除する意味であろう）」。熱心に聴いていたのが福島大臣。経済的理由から自殺に走る人が多いので、様々な相談を一箇所で済ませる「ワンストップサービス」は評価が高いようだ。少なくとも今の政権は、それまでの自民党政権よりも庶民の声を聴いているように、僕には見える。僕がこれから願うことは二つ。ひとつは経済問題にしても、自殺問題にしても、目に見える成果を挙げてほしいということ。
二つ目は野に下った自民党は、批判だけに終わるのではなく、反対するなら常に対案を出して、与党と切磋琢磨してほしいということ。自殺者を減らすのは、政策である。
と、雇用統計の内容がわかった。びっくりするほどの改善。金価格の最初の上昇はこれに驚いてのことだろう。1：15現在、ドル円は89円90銭台。ユーロドルは1.4897。COMEX金2月もの、現物共に1180ドルを割って下落している。前日比30〜40ドルの下落。円換算では3420円くらいか。ということは円安の効果で、東京の終値とあまり変わっていない。月曜のことは、少なくとも本日のNYが引けて見ないとわからないが、円安・株高・原油高という外部環境を考えると、3380円どころでサポートされるのではないか。
