確かに『規律とトレンドフォロー売買法』という書名を見た記憶があります。amaさんのコメントを読んで、今まで読んだ相場本で、外国人の書いたものはどのくらいあったろうかと思い数えてみました。アペル、マーフィー、ウィリアムズ、ボリンジャー、ワイルダー。恥ずかしながらワイルダー以外は、ここ2年ほどの間に読みました。僕の相場歴の大半は、こういった重要な本も読まずにトレードしていたのかと思うと、ゾッとしますね。まぁ、恐いもの知らずというか、、、。「規律」がトレードを継続する上で非常に重要だ、ということはわかっているのですが、時々自分の規律(ルール)を破って意気消沈することがあります。今年もとりあえずここまで生き残ってはいますが、反省すべき点はたくさんありますね。
ところで、金価格が下がっています。どこまで下落するのか僕なりに予測してみました。NY金の週足を見ると、リーマンショック後の上昇局面における調整場面では、ほぼ、一目均衡表の基準線で下げ止まっています(今年7月25日の週と1月31日の週。後者は基準線を終値で下回っていますが翌週には戻しています)。さらに、7月25日の週の終値である1181.7ドルは、前回高値である09年11月29日の週の1179.9ドル(実体)よりわずかに高く、1月31日の週の終値1052.8ドルは、その前の高値である09年2月8日の終値1002.2ドルのかなり上にあります。つまり両者に共通するのは、ともに直近高値からの下落が一目の基準線近辺で止まり、そのときの価格が前回高値とほぼ同様か、上回っているのです。一目均衡表で言う「S構成点」というヤツです。この場合、その後の上昇は、ともに押しを入れる前の直近高値を上回る可能性が高い、ということになります。問題は、基準線まで下落した後、反転したとして高値をつけるのはいつごろか、ということですが、先にあげた過去2回は、7〜12週後に、価格が直近高値を上回っています。このことからNY金は来週か11月1週に基準線あたり(1270ドル近辺)まで下げた後上昇に転じ、安値を付けた週の翌週から起算して7〜12週後(どちらかといえば7週に近く、それよりも短い場合もありうる)、すなわち12月12(19)日からの週あたりに、直近高値1372ドル(実体)を上抜くと予測するが、果たしてどうなるでしょうか。