見ると、昨年7月第2週から始まった上昇相場の始点に戻った状態のようです。もっとも、この1年の間に、昨年9月4週、12月4週と、2回、同様の局面があり、いずれも1550ドル近辺から反発局面となっています。ただ、今回が過去2回と異なるのは、1550ドル割れをなんども試しており、ここからの反発がなかなか現れないことです。週足では一目均衡表の雲を割っており、これはリーマンショック後では初めてのことです。リーマンショックの時は、ほぼ5ヶ月にわたってこの状態が継続しました。今回は9月最終週から10月初めにかけて雲のねじれがあり、この辺までは雲の下限近辺に沿って緩やかに推移し、その後、上値抵抗線の突破を目指すとみますが、どうでしょうか。ただし、もしも明確に1550を割ると、200本MA(現在1450近辺)までの下押しを覚悟しておく必要があるでしょう。
さて、どうなるか。