Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

謹賀新年

年末年始は、仕事の打合せを兼ねて東京に行って来ました(僕のやっている仕事はあまり、年末とか祝日とかの感覚はないので)。それでも時間が少しあったので、久し振りに品川から泉岳寺を回り、新たにできた高輪ゲートウェイ駅を遠望して、昨夜帰宅しました。

東京市場は久しぶりに23,000円台で大納会を終え、29年ぶりの高値、と囃されているようです。でも17日に久し振りに24,000円台を付けてからはだらだらと下げ(一度反発しましたが)、引け方はあまり良くないなぁ。

しかし、数日前の日経電子版にあったように、自社株買いや配当政策など、長期投資に向けた下地が日本株にも整ってきた点は見逃せません。idecoやNISAによって個人の長期マネーはマーケットに向かうようになりつつありますが、長期的な資産運用を真面目に考えている20~30代の人にとって、好ましい環境が広がっているのは確かなようです。

それからもう一つ、同記事には「EPSが底上げされ、下値のめどとしてPBRが効きやすくなった」とあります。要するに外部環境の変化などで日経平均が変調をきたした時でも、PBR1倍を目途に切り返す可能性が高くなってきている、ということ。国の経済が好調なときでも、株価は一本調子で上昇を継続するわけではありません。短期的な下落は必ずあるものですが、そんなときにこの記事は役に立つかもしれません。

巷では日経平均28,000円とか、30,000円への道(そんな道あるのか???)とか、威勢の良い証券会社が多いですが、惑わされずに指標をきちんと見て行きたいですね。

ところで、日経平均とは異なり、上場来高値を更新し続けているのが金(ゴールド)です。金の東京市場への上場は1982年3月です。先限つなぎ足で見た2018年までの高値は、2013年2月の5,081円でした。それが2019年8月に5,000円を突破して以降、一度もこの水準を割れず、12月30日に5,331円を付けました。多分この数字もすぐに塗り替えられるでしょう。ちなみに我が国の小売りベースでの最高値は、1980年1月、旧ソ連軍のアフガニスタン侵攻を契機に付けた6,495円ですが、前記のようにこの時はまだ、東京には金の先物マーケットは誕生しておりませんでした。でも、数年のうちにこの数字も突破しそうな感じがします。

通常、株と金はトレードオフの関係にあります。つまり、株が上がれば金価格は下がるか、一般的にそうは上がりません。でも、最近の両者の値動きはちょっと異なっています。ま、何があるかわからない時代なので(ゴーンさんも出国しちゃうくらいですから)、準備だけはしておきたい、という心理でしょうか。