Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

HA長野駅前校から、

今年も講義依頼を受けた。今回は来年1〜8月の間に計5回の予定。今までと異なるのは、今回は企業研修でなく一般の受講生の方を対象にした講座である点。回数が少ないので、頻出箇所と改正箇所に絞ったポイント講義になるだろうが(実は僕はこのポイント講義というのは本当はあまり好きではない。前回までは極力ストーリーを建てて話していた)、今回は時間の関係でやむを得まい。準備をする講師側にとってはポイント講義の準備のほうが通常講義のそれよりも楽である。範囲が少ないからね。ただ、「話していないところから出題される危険」は常に付きまとう。このような危険をなるべく避けるために、ポイント講義は避けてきたし、OHなどでの通常講義でも、ポイント講義的な解説になるのを極力避けてきた。今回の長野は仕方ないが、幸いまとめ教材があるようなので、それを使い、1箇所を押えたら、それを利用して横断的な知識の広がりを目指すようにしたい。
しかし前半の3回は、長野での仕事が終わったら夜は名古屋で講義である。帰りの「しなの」に乗り遅れないようにしないと。


ここ数日、日経平均は持ち直しているが、安心はできない。だいぶ前の話になるが、僕が株に興味を持ったのは、学生時代にアルバイトをしていた予備校の会計をしていたKさんが、何かの話の折「子供の教育費は全て株の利益でまかなった」と言う話をしてくれてからだ。そのとき、何も知らなかった僕は「株って言うのはそんなに儲かるものなのか」と思ったものだ。考えてみればKさんが株をやっていた時代は昭和30〜40年代、高度成長期だ。世界は今よりずっと単純だった。225先物のようなかく乱要因もなかったし、1ドル=360円の固定相場。資源も今よりずっと安かった。そりゃ、株も上がっただろう。ところが今の時代はまるっきり違う。90年代の日本の株式バブル崩壊のとき、オランダのチューリップバブルや、29年の米国の株式バブル崩壊大恐慌)に匹敵する出来事だと言われたものだ。しかし今回のサブプライム危機は100年に1度あるかないかの危機だと言われる。つまり現在の日本の株式投資家は、100年に1度あるかないかの危機を、わずか18年のうちで2度も経験したわけだ。ま、生まれた時代が悪かった、としか言えないね。