Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

僕の受講生だった方に、

数年続けて合格最低点と1点の差でダメだった人がいます(現在は合格されています)。また、択一を60点以上得点したにもかかわらず、選択式で1点届かず、不合格になった人を二人知っています。択一で60点以上得点できるということは、実力は文句なくあるわけです。長年この試験にかかわってきて、実力者がスムーズに合格できない理由を考えました。だいぶ前にも書きましたが、大きな原因は合格者の決め方です。いわゆる「足きり基準点」をなくし、択一と選択の合計110点満点で、各科目の零点の人だけ除き、後は上位から素点の順に並べて合格者を決めるのが僕の案です。このほうが実力の順から合格者を決めることができると思うがなぁ。しかし現在の制度はそうなっていない以上、今の制度の枠内で合格できるように力を尽くすことが必要になります。前回「5〜6回で」と書いたのは、このような試験の制度的な問題を加味して、実力者が必ずしも合格しない(このブログを読んでいる人は、僕がこのような状況に批判的なのはお分かりでしょう)、いわゆるツキがない人でも5〜6回受ければ、その中で合格はめぐってくる(もちろん努力を続けることが条件)。それでも点が伸びなければ向き不向きを考える必要があるのではないか、という趣旨です。じつは、いちいちブログには書いていませんが、この手の相談は時々あります。
例えば、4〜5年受験を続けている人から相談を受けた場合、たぶん僕は(成績にもよりますが、一般論として)「もうちょっとだから、がんばってみては」と言うと思う。しかし、これが7〜8年か、それ以上と言うことになると、その人の人生のことを考えると正直同じように答えるのがいいのか非常に迷います。25歳から準備をして7年とすると32歳、30歳から準備をして7年だと37歳。これだけ時間があれば、他にいろいろなことができる。確かに学校としては一人でも多く受講生が確保できたほうがいいに決まっているが、その人の人生にとって本当にいいことなのかどうか、、、。前のブログで書いた「向いていないのではないか」と言うことを丁寧に説明すると上記のようなことになります。
この試験は僕の合格した平成5年頃と比較すると、各法律の質量とも、格段にアップしています。N西さんのご指摘を若干引用するならば「広く浅く」問われる試験です。特に受験生の人は「広く」にご注意を! 多くの人は数回の模試をすでに受験済みでしょう。この中にはOHのテキストに出てこなかった内容も含まれていたはずです。僕のとった勉強法は、そういう選択肢をテキストの関連ページに書き込んだり、貼り付けたり、とにかく情報を一元化すること。そしてそれを含め、テキスト全体を本試験前の2日程度をかけて一気に「総ざらい」すること。OHの「社労士Cafe」に書いた「総ざらい」の意味はこういうことです。
前回のブログの内容と、N西さんのコメントは、「受験生の人生とは」にかかわる内容です。この話は試験が終わった後に議論の機会を作りましょう。むとうくん、これでいいかな? 君、こういう話好きでしょ? コメントされた「受験生」さんも、時間が有れば講義前にでも声をかけてください。
それから、はてなダイアリーにはコメントを管理人(僕)が事前にチェックして載せないことも可能にする機能があるようですが、現在はそれを使用していません。今後のことはわかりませんが、コメント数も少ないし、広がりもなくなるので。