Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

OHでは、明日の日曜クラスで

初学・上級共に科目別講義が終わる(12,1月入学の補講は別にして)。本日は上級クラスで、次の科目である「労働経済・白書まとめ」のテキストを配布。このときにちょっと思い出したことがある。
最近の受験生は知らない人もいようが、以前は「社会保険に関する一般常識」は白書からの出題が非常に多かった(特に選択式)。ここ数年は法令からの出題が多いので、傾向的には少し変わってきた感じだ。
今回のまとめテキストも例年通り、1部は労働経済、2部は労務管理、3部は白書まとめ、と言う内容だ。僕が東京校にいた頃は、労働経済のみ冊子として配布し、労務管理は労働一般のテキストに組み込み、白書まとめはレジュメを作って特別に時間を割いて講義をしていた。最初に白書まとめのレジュメを作ったのは先輩講師のI宮先生で、分量はB4(だったと思う)両面で2枚程度であった。分厚い白書からしてみればほんの一部に過ぎなかったのだが、これが見事に的中した。I宮先生はその後、司法試験に合格して退職され、白書まとめのレジュメ作成を僕が引き継ぐことになった。僕はこの仕事を2年やり、初年度は的中させたと記憶しているが2年目ははっきりと覚えていない。ただ、作るたびにレジュメの枚数が増えていったことは、覚えている。先輩講師が的中させているので、外してはいけない、と言うプレッシャーがあったのだと思う(いくら鈍感でも、多少は)。
こんなことを書くのも、今手にとっている今年のテキストでは、3部白書まとめの部分が68ページもあるからだ。I宮先生や僕の頃からすると隔世の感がある。しかし前記のように最近の傾向からすると出題の可能性はそれほど高くない箇所なので、僕も説明はするが、受験生の立場からは「読み物的に時間のあるときに読む」程度でいいだろう。
これに対し、1部労働経済ではよく、「テキストだけで大丈夫か?」と言う質問を受ける。しかしこれに対するはっきりした回答は無い。要は見切りの問題だからだ。テキストに掲載されている統計の原典に当たればわかるが、統計の中には非常に詳細なものも多い。僕が勧める学習法は、まずテキスト(特に1部)はきちんと学習する。2部と3部は僕の話を聴いてくれればいい。また、1部はその後の模擬試験で出題された統計などにネットで当たったりすることも、時間があればやってもいい。いずれにせよ1部が最重要である。受験生はどこが重要かを見誤らないようにして欲しい。


Oさん、今までの僕の経験では、目的を達成する場合、運と努力とタイミング、この3つが重なったときに好結果が生まれています。そしてこの重なりは、「まれに」と「たびたび」の中間(「時々」と言う感じかな)程度の感覚で訪れます。
焦る必要は無いよ。