Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

今日は今年の本試験 社一

についてみていきます。
問6 Bで言う「基礎賦課額」とは、賦課額のうち医療分に行く額なので、それが推測できれば16万円というのは少額すぎる、と疑うことができたのでは(でもまぁ、難しい)。Eも含め、保険料の上限額のことは、明確に話した年もあったが、今年は話していなかったかもしれない。個人的には、国保・後期共に保険料上限は50万円台、というのは「社会保険の一般常識」の範疇。ちなみに、何故、保険料徴収額に上限を定めているか、というと「保険給付も際限なく行われるわけではないので」といったことが理由のようだ(いつか読んだ厚労省発行のパンフレットに書いてあった)。
ところで、Cはテキスト未記載、となっているが、そんなことはない。ちゃんとP42〜43に書いてあるよ。
問7 微妙な選択肢もあるが、正解肢のDが自明なので救われた人も多かったのでは? 講義では「今回の改正で変わっていない数字の方がむしろよく出ている」と話したことを思い出してください! その通りの結果になりました。Aは語尾ではなく文頭が誤り。こういう選択肢は簡単そうで難しい。
問8 Cが正解肢だが、前問に続き、これも非改正箇所が正解肢。僕は今まで、模擬試験問題を相当作ってきたが、講師の立場からすれば、改正箇所を理解してもらう必要があるので、当然のごとくそこに重点を置いて出題する。しかし本試験は、改正点の理解、というより、まず法制度全体の理解が問われ、その文脈の中で改正箇所が問われる、と考えるべきだろう。したがって、改正点に極端にヤマをかけた学習は危険なのだろうな。他の選択肢も比較的簡単なので、必ず得点したい問題。
問9 難問の類か。DEは比較的判断しやすいと思うが、他はどうだろうか。正解肢のAについて、消費増税分は社会保障費に充てることになっているが、子育てや現役世代のために使われない、というのはどう考えても不自然だろう。
問10 前問よりは易しかったのでは。問題文を読んで、Aは確実に誤り。Dの割合はちょっと低く、Eの割合はちょっと高い、と思い至って欲しい。僕はこの手の情報を、新聞・雑誌・ネット・メルマガなどで得ています。また、社労士会のHPも有力な情報源(社労士でなくても見れます)。こういう問題に対処するには、普段から情報収集のための間口を広げておくしかない。まぁ、この手の設問は(僕がそうかもしれないが)、社労士オタクの方が解きやすいだろう。