Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

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6日の日経夕刊から、

文化面に「プログレの軌跡」という記事が連載されています。書き手は難波弘之という人。どこかで聞いた名前だな、と思ったら、清志郎のライブにも出ていたキーボーディストらしい。今は音楽大学の教授。さすがに良く調べて書いてあるようで、ジム・ウェッブ(S&G解散後のアート・ガーファンクルの最初のヒット「All I Know」の作者。これ良い曲)やBS&Tが、プログレの括りで出てくるとは思いませんでした。6日の連載第1回では、プログレの萌芽をビートルズの『サージェント・ペパーズ〜』に求めていましたが、やはりここなんでしょうね。13日の連載2回目では、いよいよピンク・フロイドキング・クリムゾンの登場です。フロイド1973年の『狂気』は勿論、リアルタイムで聴いて知ってはいます。彼らの傑作であることも理解していますが、衝撃的だったのは『クリムゾン・キングの宮殿』(1969年)です。こればかりは一度聴いてみてください、としか言えません。評論家はカテゴリ分けが好きですが、本作を聴けばプログレッシブ・ロックのピークの一つを知る事が出来ます。
でも、個人的にこの「プログレ」という略語は好きになれません。何でも略せばいい、というものではないだろ。こういう分類が果たして妥当なのか、という疑問も湧きます。だいぶ以前、ニール・ヤングが来日した時に「プログレッシブ・ロックについて、どう思うか」という日本のメディアからの質問に「(分類することがわからない。)ロックは全てプログレッシブだ」と答えていましたが、的を得た答えだ、という気がします。
連載の3回目以降、いよいよ、フロイドやクリムゾンのライバルが登場するようです。イエスELPはこの辺りから登場するのでしょうが、果たしてどの辺りまで踏み込むのか、楽しみです。
ちなみに、僕の好きなプログレッシブ・ロックのアルバム作品を5つ挙げるとすれば、上記の『宮殿』以外では、以下の4つです。
2『セブンス・ソジャーン』(ムーディ・ブルース 1972年)
3『ハージェスト・リッジ』(マイク・オールドフィールド 1974年)
4『シェラザード夜話』(ルネッサンス 1975年)
5『待祭の旅』(スティーブ・ハケット 1975年)
『宮殿』『セブンス〜』では、メロトロンが堪能できます。4は、この中では唯一の女性ボーカル。
5のハケットは、元ジェネシスのギタリスト。ロックバンドのメンバーがバンドを離れてソロ作品を出すのは時々ありますが、ほとんどの場合、ソロ作品より、バンドとしての作品の方が出来は良いです。5は僕の知っている唯一の例外。正直言ってジェネシスのどの作品よりも本作の方が良いと思います。果たして3回目以降に、これらが出てくるでしょうか???