どうしようもない。気持ちの中に「ゴールドは弱い」という先入観があったのか。19日の22:40以降の下げを見越して早く売りすぎた。その後一瞬は下げたがあっという間に切り返し、ここだけで40円持って行かれた。大阪金価格は日本時間の序盤で6,000円を一時割り込んだが、ごく短時間に過ぎなかった。そのため自分の中で、金価格は再度6,000円割れを試す、との決めつけがあり、ロスカットが遅れたのが命取りになった。
それにしても、金の陰の極からの切り返しは凄い。普通は「だらだら上げて、下げるのは一瞬」だが、こういう時の金は「だらだら下げて、上げるのは一瞬」という感じである。何しろ、6,009円から6,069円まで、約25分間で60円の急騰である。過去に似たような局面には何度も遭遇しているはずだが、対処できなかった。
今回もそうだったが、いったん下(上)に行くと見せかけて、それとは逆方向に動くということは時々ある。まれな現象ではない。それだけに、これに対処できない限り、大きな成功は見込めない。厄介な課題をしょいこんだ形だな。