その時も触れたが、彼はフォリナーにも在籍していた。でも、ああいう産業ロック的な状況は、マクドナルドには似合わない。詳しいことは知らないが、フォリナーが80年代に大ヒットを連発するころには、もう脱退していたんじゃないかな。
フォリナーの代表作と言えば「ガール・ライク・ユー」と「アイ・ウォナ・ノウ」だと僕は思うが、前者は全米チャート10週連続2位(⁉)、と言う面白い記録を作った曲だ。この時1位に君臨していたのがオリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」。当時も、今もそうだが、この曲のどこが良いのだろう? と思う。多分、当時の時代背景とか雰囲気、と言ったものがあったのだろうな。
アメリカのチャートでは時々、こういうどうでも良い(オリビアファンの方、失礼!)曲がバカ売れする。もう一つ例を挙げれば、デビ―・ブーンの「恋するデビ―」。この曲は1958年に始まった全米ヒットチャートで、史上初めて10週連続1位を達成した曲だ。でもつまらない。イメージ的には、学芸会で出来の良い女の子が一生懸命頑張って歌っている感じ。これもファンの方には申し訳ないが、どこが良いのかわからない。
ついでに(何のついでなのかわからないが)、10週以上の連続1位、と言うのを検索してみたが、エルトン・ジョンなど、ごく一部を除き、ほとんどが2000年前後以降のアーティストである。集計方法が変わった影響だろうか。昔は配信なんて無かったもんな。
エルトン・ジョンは、ダイアナ元妃への追悼として歌われた「キャンドル・イン・ザ・ウィンド1997」が14週連続1位。「クロコダイル・ロック」「ダニエル」「ベニー&ジェッツ」など、多くの名曲をものにしている彼の最大のヒットが、1973年発表のこの地味な曲(元妃追悼のためリメイクされた)、と言うのは、らしくない感じがするが。
はっきりしたテーマも無く書き連ねてきたが、読んだ人は「こいつ、よほど暇なのか」と思っただろう。でも、暇ではないのだ。原稿の締め切りが迫ると、「締め切りごときに」と抗う気持ちがふつふつと湧き上がってくる。その結果が本稿だ。
締切りがなんぼのもんじゃい!(意味不明、しかも冷や汗)