NHKBS放送をつけてワールドニュースを見る。震災以降、各国は福島の原発事故を大きく取り上げているが、フランスのテレビ局が興味深い報道をしていた。それによると、退職した高齢の原発技術者が複数、建て屋内での作業を希望している、というのだ。このニュースによると、62歳の技術者の言葉として「被爆による症状が発現する頃には我々は男性の一般的な寿命を迎えているはず。将来のある若者よりも、我々を使って欲しい」という意味の言葉が紹介されていた。番組では、高齢者を「特攻隊(番組ではこう言っていた)」にすることに政府は困惑している、とも。この情報は初めて知った。少なくとも僕の接した日本のメディアではこの手の報道を見たり聴いたり読んだりしたことはない。海外のメディアのニュースは、この話に限らず、ときど興味深い話題を提供する。
もうひとつ気になるのは、松坂の話。肘の手術で少なくとも1年は投げられそうもない。復帰は順調に行っても2012年の夏が過ぎてから、という感じのようだ。もちろんもっと長引く可能性もある。ロンドンオリンピックや、来年の社労士試験が終わってもまだ出られないかもしれない(あまり適切な比較ではないが、要するに相当長い期間、登板できないということだ)。あまりに長いので、松坂が次に登板するとき、僕はどういう状況になっているかな、なんてことを考えてしまったよ。