Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

最近はRSIのストロークを

独自に短期化したものを使って、東京金相場を見ている。長期的には確かなトレンドが形成されていても、短期トレードではそれだけを参考に取引するわけにもいかない。長期では買いでも短期では売り、あるいはその逆、ということもよくある。また、為替の影響も見過ごせない。ロンドンの現物相場では上昇していても、東京では円高でさほど上がらなかったり、あるいは下落する場合すらある。
ADXは、価格が現在の方向にそのまま向かうか否かについての可能性の「強さ」を示してくれるわけだが、(解釈の仕方にもよるが)短期トレードでそうした「強さ」を明確に示してくれることはそう多くない。僕はADXでトレードするときは、ADX>ADXR をまず確認する。しかしこれが明確に確認できるのは後になってから、ということが多く、現時点では判断しにくいことも多い。短期RSIのレスポンスはこれよりはクイックなので、使えるとは思う。ただし、RSIなので当然ではあるのだが、形としては逆張りである。価格がほとんど戻らないまま一方的に動く(しかも自分のポジションとは逆に!)リスクを常に念頭に置かなければならない。対策としては逆行現象の確認や、ボリンジャーバンドの±2σラインの確認などが考えられる。ただ、これらの対策をとっても、判断の遅れの危険はつきまとう。目標値幅を決めて追いかけすぎない、ということも必要だろう。



牛肉の相場暴落の記事が新聞に載っている(中日新聞28日付朝刊28面)。もし日本に牛肉の先物市場があれば、生産者は現物の価格下落を、先物を売り建てることによってヘッジ出来るのに、と考えてしまった。日本で誕生した先物取引が、後世の日本人に理解されず、当業者にとって有効なものであるにもかかわらず利用されないどころか異端視されるのは残念なことではある。