そのときの予測の方向は間違っていなかったが、調整の幅とスピードが、実際の価格の動きのほうが早かったね。僕は11月1週目までに1270ドル台までの下落はありかな、と思ったが、実際は1310ドル台までしか下がらなかった。また、12月の3週目あたりまでに1370ドルを抜いて(そのときは書かなかったが)1400ドルもひょっとしたらありかな、という感じでいた。しかし現実は、先物、現物共に1410ドルを超えてきている。世界銀行のゼーリック総裁が、国際通貨制度の枠組みに金を組み入れるべき、という趣旨の発言をしたそうだが、金価格にも影響を与えそうだ。
ということでI藤君、僕には為替のことは良くわからないよ。東京市場の円相場の日足を見る限りでは、80円割れはないと思うし、今後は徐々に反転していくと見ているが。