Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

昨日は社労士試験の

合格発表日。合格率などの詳細なデータは試験センターから公開されているが、7.2%という合格率は、僕の知る限りでは平成6年の6.8%に次いで低い数字である。合格者数は昨年より900人以上減少している。過去10年では2番目に少ない。とはいってもここ10年は3500〜4800人の間で推移しているので、このレンジには収まっている。平成6年の時は、それまでと比較して問題の難化傾向が著しく、通常合格率を絞れば合格最低点は上昇するはずが、この年は41点が最低ラインであった(月刊『ライセンスエイジ』1995年3月号 日本マンパワー刊)。今回は、択一・選択共に難易度は標準的だが、労働一般の選択式で救済が入らなかったことが影響しているのかもしれない。
まぁ、ここ10年では合格者が2年連続して減少したのは1度しかなく、大きく減少した翌年は合格者が増えているので、来年は合格者は今年よりは増加するだろうと考えている。試験センターのホームページには、合格者の属性が載っているので、ご確認ください。僕が注目した点は、、、
1 僕と同年代以上の合格者が22%以上いらっしゃる。敬服します。
2 職業別では、会社員が過半数なのは理解できるとして、次が無職、で18%弱。この中にはリタイアした年金生活者の方もいるだろうが、働き盛りの人が会社を辞めて受験に専念しなければならないような試験ではない。したがって受験勉強のために仕事を辞めるのは賛成できない。
3 35歳未満の若年層の合格者は全体の3分の1に満たない。受験テクニック的なことよりも、実務経験・社会経験に裏打ちされた合理的思考力がモノを言う試験である。
4 受験者数3000人以上の試験地における合格率では、例年愛知はトップクラスであったが、今年は首都圏(東京都7.71%、神奈川県8.05%)に抜かれた。とはいっても7.36%という数字は全国平均以上であり、悪い数字ではない。
5 ここ数年、択一式には救済が全く入っていない。受験生の全体的なレベルが着実に上がっている証拠だろう。


今回不合格だった方は、今年と同じやり方で受験生活を送ると、同じ結果になる可能性を否定できない。そこで、ここは徹底的に「何が原因で不合格になったのか」を検証して欲しい。勉強のやり方、教材の選定、時間の使い方、ライフスタイル、等々。問題だと思われることが見つかれば、可能な限りそれを潰していくことで改良を図ってください。
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僕の来季受験講座の受け持ちは、OHでは水曜ロング・土曜ロング(ともに初学)、日曜ロング(上級)。HAでは木曜夜(18:45〜21:45)の週1回3時間コース。
では、来年受験を目指す方は、そろそろアプローチモードにしていきましょう。