Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

今日は社労士試験の合格発表日で、かつ10月の米雇用統計発表の日。

合格された方はおめでとうございます。単に高得点を挙げるだけでは合格できないこの試験に合格することは、簡単ではありません。試験合格という目的のためにした努力や工夫は、その後の人生において、大きな自信に繋がると思います。

ところで今日はこの試験について日ごろ僕が思っていることを書いてみたい。

まず、この試験にはいまだに受験資格が設定されている。つまり、誰でも受験できる試験ではないのだ。法律系国家試験にはだれでも受験可能な試験もあるのだが、社労士試験はそうではない。過去の改正で受験者への門戸は広がってきてはいるが、印象的には小出しにしている感じは否めない。なぜ広げないのだろうか。

次に、志願者数はここ数年減少し続けている。試験センターのHPで、過去10年の推移が確認できるが、一貫して減っている。これは、試験が難しくなりすぎ、合格率も相当下がってきたのも原因の一つではないかな。今年の合格率も6.4%である。一般人がこの数字を見て、自分も頑張れば合格できるかも知れない、とは通常は思わないだろう。それより、合格率を15~20%に高め(これなら、合格への希望を持つ人はぐっと増えると思う)、合格後の実務で競わせたほうがよほど良いと思うが。この試験は合格者の決め方が特殊だ。単に高得点を獲得するだけでは合格しないことも多い。したがって、何年かかっても合格しないサラリーマン(人事マンや総務マンなど)が沢山いる。これは前記のように合格者の決め方からくる特殊事情であって、決してこれらのサラリーマンの能力が低いわけではない。何回受験しても合格できない人生というのは、決して望ましいものではない。それより、合格基準をもう少し柔軟にして合格者を増やし、その後の実務能力を磨かせたほうが(合格すれば今まで以上に頑張って、関連業務にいそしむものだ)、その人にとっても、業界にとってもプラスになると思うが。

要は、もっと合格しやすくし、受験者に夢と希望と充実感を与えたほうが、長い目で見て、人も業界も発展するのではないだろうか。

それからもう一つ。合格者には資格学校から、次はこの資格を目指そう、という感じで様々なメールや広告を受け取ると思う。これに惑わされてはいけない。資格試験に合格することは、充実した人生を送るための手段であって、目的ではない。社労士に合格したから、次は行政書士、あるいはFPとか、いったいこの人は何をやりたいのだ?  社労士試験に合格したサラリーマン(あるいはその予備軍)が、次に行うべきは、まず、合格を基礎にして実務能力を磨くこと。次に、エクセルの習熟と英語だな。

それから必要なことは、お金を貯めることだ。充実した人生を送るには、ある程度の資金はどうしても必要だ。これを読んでいる人の年収は様々だろう。300万円の人もいれば700万円の人もいよう。だが、事務所を含め、中小企業の総務系の年収は決して高くはない。これはハロワや民間の求人情報サイトを見ている人なら良くわかると思う。その中から日常生活資金を確保し、更に将来への布石のための資金も捻出するのだ。僕は生活資金と、2人の子供のための教育資金でお金が底をついてしまい、投資や投機で救われたわけだ。ただし、投資や投機は、僕がやっている先物デイトレードのような危険な取引もあるので、誰にでも勧められるわけではない。やるなら自己責任でやってほしい。ちなみに僕は投資セミナーをやる気はない。でも、将来的に「なぜ、ここで売り(買い)と判断したのか」を説明する機会を作るかもしれない(これは未定)。

 

そんなこんなで、雇用統計の発表。詳しい数字はまだわからない。大阪金は一瞬下げたがすぐに切り返す。22:30からの15分で30円近い上昇。

今日も拓郎を聴きながら、眺めているのみ、でした。

ではまた。おやすみなさい。