埋められている印象ですね。
今月から個人型DCの加入者の範囲が大幅拡大され、専業主婦、公務員、更にすでに企業年金制度がある会社の従業員も加入が可能になります。加入者の幅が広がるのは良い事でしょうが、金融機関の手数料稼ぎの側面が大きいのではないでしょうか。彼らがやっているのはフィービジネスですから。また、公的年金ではこれ以上面倒見切れない、といった側面もあるのでしょう。ただ、メリットがある事も事実なので(毎月拠出時の全額所得控除・運用益の非課税・受給時に公的年金等控除などの対象)、リスクは加入者が負うのを十分理解したうえで、やるならやる、という事ですね。個人的には前記のようなメリットは認めつつも、今一つ、加入の方向に踏み切れずにいました。そうしたら先日、僕が使っているカード会社から、貯めているポイントをマネックス系の投資顧問会社が運用するサービスが始まった、と言うメールを受け取りました。貯めているポイントを現金に見立てて、投資を疑似体験できるわけです。これは面白そう。
また、今日の中日新聞34面に「日本老年学会が、高齢者の定義を現行の65歳以上から75歳以上へ引上げを提言」とあります。確かに元気な高齢者が増加している印象はありますが、そうではない高齢者もいっぱいいるはずです。公的年金や介護などの年齢区分はどうなってしまうのでしょう。このまま提言が独り歩きして、この方向に一気に進む事はないとは思いますが、マスコミや時流に目ざとい政治家・政党がキャンペーン的に利用しないとは言い切れません。今後の関連報道には気を付けておかなければなりません。