テレビでも「新元号は何になるか」「あなたなら何にする」というインタビューが行われている。そこで僕も考えてみた。「爆笑」というのはどうだろう。冗談ではない。思えば、平成日本には、笑いが足りなかった。バブル崩壊、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、リーマンショック、秋葉事件、東日本大震災、原発事故等々、苦しい事件の連続だった。これを新元号で一気に転換しよう、という目論見だ。
MTSHと来て、Bというのも、なかなかのものだろう。爆笑元年、なんてね。
社労士業務から見ると、元号というものは結構厄介である(特に年金の月数計算などにおいて)。頭の中で西暦変換するのも大変だ。しかし、還暦を迎えた日本人、という今の僕の感覚で見ると、昔のことを思い出すのに、あれは19〇〇年だった、というより、昭和(平成)〇〇年だった、という方がしっくり来たりする。
つまり、実用の観点からはむしろない方が良いが、元号を実用の観点から語るのは、お門違いというものだろう。むしろ、文化遺産的な観点から考えるべきものなのではないか、と思ったりもする。昭和天皇、今の天皇、さらに皇太子殿下も、新聞や雑誌等で、注意深くご発言を読んできたが、リベラルな方であると推察する。このようなお考えの持ち主が、国家の象徴として君臨されるのは、国民の一人として、安心を覚える。
新元号は「爆笑」にはならないだろうが、このようなご発言を感じ取れる、良い元号にして欲しいものだ。