既に雇用保険に入り、今日一日でテキストの半分近くまで進んだ(基本手当まで終了)。初学者の方は特に大変だと思うが、頑張ってついて来てほしい。
ところで、今回の雇用保険の講義は僕にとってちょっと特別な意味があった。講義では少し話したが、この年になって人生で初めて失業を経験したのだ。東京時代に3回ほど転職の経験があるが、当時は全て転職先が決まってから辞表を出していたため、失業の経験は一度もなかった。名古屋に来て、平成21年度以降、15年以上続いていた東京での仕事が減少し、収入が減ったのと時間が出来たのとで、断続的に会社員として仕事をすることになり、雇用保険の被保険者にもなったが、当時は様々な事情で雇用保険の給付を受けることはなかった。それが今回、念願かなって(という言い方も変だが)受給資格を取得することができ、実際に基本手当を受給した。更に、欲張りな僕は、せっかくだから職業訓練も受けてやろう、ということで、職業訓練として宅建試験受験のクラスを申込み入校が許されることになった。実際には昨年の社労士受験クラスを受け持っていた関係で、宅建の受験勉強の期間は昨年8月14日から10月の本試験直前までの2カ月強だった。まぁ、この程度の期間の勉強で合格する人もいるのだろうが、残念ながら僕は30点で、35点の合格最低点には5点及ばず不合格だった。内訳は5問免除科目は全て得点できたが、法令制限がたったの2点。宅建業法が13点くらいしか取れなかった。合格者はこの2分野を得点源にしているようなので、これでは合格するはずはない。逆に言えばこの2分野を攻略すれば合格の可能性が見えてくる、ということか。
ところで、何で宅建に興味を持ったか、というと、不動産取引を通じてこの分野に興味を持ち、不動産屋で働いていたからだ。僕は営業ではなかったが、不動産の営業マンという人種は、社労士になるような人種とは明らかに異なる。どちらが良い悪いというわけではないが、僕が勤務していた会社の営業マンは、気持ちの良い連中が多かった。年長ではあるが業界経験がゼロの僕に対しても、敬意をもって接してくれた。個人的にはもう少し継続勤務したかったが、出勤日数的に折り合わずこれは致し方ない。ということで僕はこの会社を辞め、前記のように人生初の失業生活に入ることになったわけだ。僕の友人には雇用保険を使い倒しているような人もいるので、そういう意味では僕なんか、まだまだだ。可能なら、あと何回か雇用保険の給付を受給したいと思っている。もちろん、適法に。
ということで求職者給付にまつわる経験を積むことが出来たので、本日の講義にはいつもとはちょっと違った力が入った。
いつかも書いたが、僕は60歳以降の収入を、年金収入・就労収入・投機収入の3本建てで考えている。こうしておけば、一つの分野が減っても、他の分野で埋め合わせることも可能だ。もっともこれは全ての人に勧められるわけではないが。このうち、就労収入の中に重説を読む仕事を組み入れたい。
もう少し頑張ってみるか。
他に書きたいこともあるが、文章にまとめるのが面倒になったので、今日はここまで。