取引は午前中の3回だけ。10：00までの上げで2回取り、10：30以降、売りに回ったが、下げ方が鈍かったので、直ぐに仕切った。その後は引けまで、ほとんど往来相場。
退屈だったので、場中ずっと流れている株式情報のテレビ放送を流しっぱなしにしていた。気になった銘柄が2つあった。一つはダイキン工業（6367）。自社技術により、新型コロナウイルスを不活化させる効果が確認された、との記事。もう一つはデンカ（4061）。こちらも新型コロナ関連で、短時間に大量処理できる検査キットの国内薬事承認申請を行った。
2つとも、もう少し詳細な内容を知りたいニュースだな。
ダイキン工業については、思い出が2つある。僕が最初に勤務した学校法人で、就職課の業務に従事していたころ（1988年ころだったと思う）、学生を2人、この会社に就職させたことがあった（「させた」というのは適切な表現ではないな。僕はこの会社の人事担当者と会って、相手の要望に適合すると思われる学生を紹介しただけ。入社できたのは、もちろん彼らの実力である）。
もう1つは、10数年前の話だが、当時僕が社労士の講義をしていた教室は、空調設備が、何というか、ちょっと旧式だった。効きが悪い。メーカー名を見たら「ダイキン」とある。僕は軽い冗談のつもりで「しょうがないな、ダイキンは、、、」というような意味のことを言ったのを覚えている。後日、その時教室にいた受講生と酒を呑んだ時に、この時の話が出た。その受講生が言うには「空調のトップメーカー、ダイキンは相当な会社だ。この講師はそんなことも知らないのか」と思ったらしい。
もちろん僕はダイキンという会社は知っていた。冗談めかしてけなしただけだ。でも僕は言い返さなかった。60年ちょっとの今までの人生の中で、このようなことは何回かあった。誤解を受けているのにそれに対する主張をしないのだ。どうでもいい、面倒くさい、と思ってしまうのかもしれない。
ところで、前記の学生は、あれから30年以上経つが、まだダイキン工業にいるだろうか？ どちらにせよ、彼らももう50代なんだな。
そんなことを思っているうちに、欧州時間が始まった。
戦闘態勢に戻る。
