何らかの原因で入りが悪いと、途中から挽回するのは困難な時がある。昨日がそうだった。チャートは良い感じで上昇していた。22:05以降、買いの準備をしていた時に電話がかかってきた。取引画面から目を離していたのは数秒だったろうか。結論、参入を意図した値段を通り越していた。価格はまだ伸びる余地があるとみて急いで入ったが、取れたのはたった1円。
でも、ここまではまだ良かった。問題はこの後。陽線もう1本分の上昇を見越して再参入したが、これが嵌ってしまい、何と3時間も引かれ玉を保持していた。もし電話もなく、予定の値段で参入できていれば、いつも通り3円程度は取れていた。それが出来なかったことに腹を立ててしまった(腹を立てたトレードが、上手くいくはずもない)。
こういう時、資金量に余裕があれば打つ手もいくつかあるのだが、小資金なのでトレードには正確性が一層要求される。もう少し口座に資金を投入した方が良いかもしれない(証拠金の額にもよるが、ある程度口座に資金があった方が、増やしやすいのは事実)。
01:15頃に長期線を割れてきたので損切り途転し、若干回復したが、結局このセッションは損失で終わった。昼間、スキャルの本を読んでいて、場中に電話で邪魔される話が出てきたが、同じ日に自分にもそれが起こってしまった。もちろん、必要な要件なので、邪魔されたとは思ってないが、スマホ片手にのんびり取引できるほど、スキャルは甘くない、ということだ。
ここ3営業日ほど損失続き。大きくはないのが救いだが、メンタルには良くない日々が続く。この間の勝敗は4勝6敗。僕の場合、通常なら各セッションで負けは0か1くらいだ。したがって、この勝率は最悪に近い。よく、損小利大なら勝率は関係ない、という人もいるが、勝率を上げることは重要だ。しかし、勝率だけでは生き残れない。その上でストップをきちんとおいて資金をコントロールする。
問題はこの、勝率とストップの関係だ。ストップを置いているので、損失は一定範囲に納まる。しかし、勝率が低くなると当然ながら、小さい損失が徐々にたまってくる(塵も積もれば山となる)。そうなると、ルールは破りたくはないが、破らなければ挽回できないように思えてくる。悪魔の囁きだ。これが怖い。
悪魔が囁く前に取引を終了しろ。そうすれば、この世界で生き残っていける。