Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

結局昨日は、22時過ぎにブローカーから、

帳尻金が正常に処理されるようになった、とのメールを受け取った。文字化けは依然として直っていないが、取引に支障はないようなので、トレードを再開した。

しかし、21時台にあった、最初の売り機会を既に逸しており、メンタル的には少しいら立っていた。22時台の売りは、21時台のようにはいかず、持ち上げられてしまった。

損切途転したが、今度は下がり始め、典型的な往復ビンタとなった。計19円の損失。イタかった。

ブローカーの処理に問題なく、通常のトレードが出来ていれば、昨日の損失はなかったかも知れない。でも、こういうリスクを了知した上で、低廉なフィーで取引できるわけなので、これは受け入れるしかない。

それよりも、昨日の2回の負けトレードは、実は勝てる、と言うか異なる結果になるチャンスはあったのだ。そのことを書きたい。

前日のブログにも書いたが、大阪金のスタート初日で過去最高値を更新し、値動きが荒くなっていた。そこで、例えば買いで参入したときに一時的に引かされる値幅も通常より大きくなる可能性を考慮し、いつもの特殊注文ではなく、一般的な指値注文を出したこと。先ずこれが失敗だった。値動きが荒いのなら、特殊注文で利食いと損切の幅を広めにして注文すれば良いだけのこと。なぜそれをしなかったのだろうか???

もう一つは、一時的に利が乗り、利食える状態になったときに、指値で仕切注文を出したこと。恐らくこの時の心理状態は「このトレードを1円でも利益で終わりたい」という感じだったに違いない。しかしこういう時は、この相場から逃げることが最も重要だ。

つまり、

指値注文がヒットして小幅の利益を獲得する可能性はあるが、逃げ場を失い引かされる状況もあり得る」局面 VS 「利益を得られるか否かは不明、逆に小幅の損失を被る可能性もあるが、成行き注文によって確実に逃げられる」局面

この2つのどちらを取るかだ。昨日は前者を選択したが、指値注文がヒットせず、引かされてしまった。

相場は危険な場所だ。状況にもよるが、相場に入った後は、常に「いつ逃げるか」を意識していなければならない。そういう意味では、成行注文を軽視していた、と言わざるを得ない。

9日の記事に4つのポイントを書いたが、一つ追加しよう。

 

5 危険な所に長居はしない。相場に入る前から、常に逃げ道のことを考え、すぐに逃げられる準備をしておく。

 

秘密探偵JAと言う漫画のコミックス第2巻『シー・アルプス号事件』P99に、主人公の飛鳥次郎が「危険なところをもさっと歩くのはりこうじゃないね」と思うシーンがある。

昔読んだ作品で、しかも相場とは何の関係もないが、トレードするようになって、身に染みてそう感じるようになった。