Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

8.23ショックですか。

まぁ、立ち直れないショックは、そうそうあるものではないよ。ところでむとうくん、30日は出席するでしょ? ブログに僕が書いた記事は使ってもかまわないけれど、詳細はそのとき話そうか。でも、あんまりこういうことに気を遣ってくれなくてもいいよ。


今回の試験は、上級者には優しかったと思う。改正があまり出なかったからだ。既存の知識で合否を争うなら、受験経験者が圧倒的に有利だからね。


明日は総選挙である。今回も毎日ボートマッチを試したが、やはり僕の主張に最も近いのは、主要政党の中では社民党。次いで共産、民主、公明、自民の順とでた。しかし僕の住んでいる選挙区の個別の議員との比較でみると、共産、自民、民主の順である。いまや共産党でも打倒天皇制などとは言っていないし、中国には世界有数の証券や商品取引所がある時代だ。昔のように右や左という区別は役に立たなくなったというべきだろう。僕は選挙権を取得して以来、国政選挙ではすべて投票してきた。その間、一度だけ与党に入れたが、後は全て野党である。その一度というのが前回の衆院選である。そしたら世の中がこんなになっちゃった。やはり慣れないことをするものではなかったか。僕が野党に投票し続けてきたのにはわけがある。自民党ではこの国を本当の民主主義国にすることはできないと思ったからだ。その理由は一票の格差の放置にある。27日付中日新聞の朝刊6面に、一票の格差の不平等を是正するための意見広告が掲載された。選挙で選出された国会議員の中から内閣総理大臣が指名され、その総理大臣が各閣僚を任命し内閣を形成する。最高裁の判事はその内閣が任命する。したがって、時の内閣の考えに反する判断はあまりなされないわけだわな。その最高裁の判決によると05年の衆院選では格差2.17倍、04年の参院選では格差5.13倍という状態を、なんと合憲としている。狂っているとしか言いようがない。僕は個人的には1対1.5未満にするべきと以前から考えてきた。しかしこの意見広告は僕の主張よりもラジカルである。読むとほぼ完全な1対1を主張しているではないか。僕はめったなことでは驚かないが、これにはびっくりした。
自民党が長期にわたって政権を維持できたのも、こうした選挙制度改革に不熱心であった、というのが理由のひとつだろう。もちろん長期政権維持の原動力はこれだけではない。野党第一党であった日本社会党が「非武装中立」という青臭い理念を持ち続けたのも大きな理由である。非武装中立で国が守れるわけが無いじゃないか。社会党の村山委員長を首班とする、自・社・さきがけ3党連立政権が樹立されるときに、基本政策のすり合わせのため、社会党がそれまで掲げてきた日米安保自衛隊に対する政策を次々に修正したのを覚えている人もいるだろう。社会党がもっと現実的な政策を掲げていれば、この国でも2大政党による政権交代がもっと早くおこっていたかもしれない(もっとも、今回政権交代が実現するか否か、明日の晩になってみないとわからないが)。
自民党の長期政権が続いてきた3つ目の理由は、有権者の側の問題である。数の多い高齢者層は投票意欲が高く、数の少ない若年層は投票意欲が低い。これでは実際の政策も高齢者の利益に配慮したものになるのは目に見えている。それが悪いといっているわけではない。投票に行かなかった人間に世の中を批判する権利など無いことははっきりしている。「無党派層は寝ていてほしい」と行ったのは森(元首相)だったが、投票年齢を早急に引き下げ、若年層の投票行動の活発化を図らなばならない。
自民党は長期にわたって権力の座にとどまってきた。高等教育の無料化、子育て家庭に対する援助、年金の受給資格期間の短縮など、やろうと思えばできる政策に(ほとんど)手をつけてこなかったことが、長期政権がもたらした最大の弊害である。今回の総選挙で民主党が政権を担うことに対する不安の声も多いと聞く。悪かったら次の総選挙で変えればいい。もし民主党でうまくいったら続投させればいい。それだけのことである。ただしいかなる場合でも、一票の格差は無くしてほしい。


突然ですが社労士試験の訂正。
国民年金法問8を全員正解にするそうです。確かによく読むと正解がなくなってしまうな。