Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

23日にウィンク愛知で、

池辺雪子さんのFX実践セミナー、というのがあったので行ってきた。例の4億円脱税主婦として執行猶予つきの有罪判決を受けて有名になった人である。だいぶ前にI藤君から、この人の著書をもらったが、最近読み終えた直後にセミナビにこの日のセミナーが載ったので応募したというわけだ。
来場者は約100人。海外旅行が趣味だそうで、今回も南アフリカ旅行の際の写真をたくさん見せてくれた。実際の講演内容は、本を読んでいたので予想はついたが、テクニカル分析の基本に忠実な、まじめな内容であった。使っているテクニカルも、RSI、MACD、パターン分析、一目均衡表移動平均、フィボナッチ等一般的なものばかり。僕がいつも見ているものばかりだ。それなのになぜ、僕とは桁が何桁も違う結果を出せるのだろう、と思って聴いていると、いくつかその理由を探すことが出来た。
1つは、参入の時期。池辺さんは株式投資から入ったと言うことだが、当時は70年代から80年に入る頃。つまりバブル前の、仕込みとしてはおいしい時期である。その後商品先物を経てFXへと行くわけだが、これが2000年頃。レバレッジは今よりずっと高かった。つまり株に続いてFX参入のタイミングも良かった。これが2つ目。3つ目は日計りなどの短期投資ではなかったこと。セミナーでは00年夏から9.11をはさんで02年初頭までのドル高円安局面で、初めて1億円の利益を上げたのを、チャート入りで説明してくれた。ただ、チャートというものは後で見ると非常にわかりやすいものだが、リアルタイムでの判断は難しい。つまりこの人は、参入の時期、レバレッジに恵まれ(このことは資金管理をきちんとしなければならないことを意味するが、すでに株や先物で相当の資産を築いており、実際、ある程度の資産で始めたほうが利益は獲得しやすい)、テクニカルの勉強の方向性を間違えなかった(実戦に即した的を得た勉強)、この3点で収益を上げ続けてきたのだろう。
個人的にはフィボナッチを再認識することが出来た。フィボナッチや一目均衡表は、共に価格予測機能を有しているが、見ている人が多いので、価格が一定のポイントに到達したときに予想通りの動きを示す(雲抜けや、3分の1戻しなど)。最後のほうでドル円は反転を予測していたが、今のところその通りになっている。