Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

先月27日の記事で

ドル円相場のことを書いたが、直後の為替介入で当面は78円前後で推移しそうだ。ここはもうひとふんばりで80円を目指して欲しいものだ。想定為替レートを80円前後に設定している企業が多いので円相場がここまで下落してくれれば雰囲気も変わってくのだろうが。
30日の記事で、金を売ってみたが下げなかったので当面相場は強いと思っていた。ところがその矢先にギリシャ国民投票問題。これには参ったね。この報道で株式市場は急落した。金相場ははじめこそ下落したがのちに上昇に転じ、現在(3日18時45分)ロンドンスポット価格は1730ドル前半で推移している。ギリシャには観光以外に目立った産業はない。もし最近言われるようにユーロ離脱ということになれば、通貨はドラクマに戻ることになるが、当然通貨価値が暴落し、輸入品の価格は暴騰する。待ち受けているのは今以上の生活苦と国家破綻だろう。金目のものは欧米や中国の巨大資本がさらっていくだろうから、後にはほとんど何も残らない。EU首脳からは突き放した発言もちらほら聞こえ始めた。それにしても驚いたのは、あるCX関係のブログにあったが、ギリシャのデモ隊が「世界がわが国を見捨てる訳がない」と叫んでいたそうだ。
こういう国はEUにとどまったらとどまったで、様々な問題が出てくるのは目に見えている。ここはいっそのこと離脱してもらって、イタリアやスペインもほっておくとああなるよ、という見せしめにしたほうが良い。EUの理想は素晴らしい。同じようなことを東アジアでやろうとしても、今世紀は無理だろう。しかし往々にして理想家はあまっちょろい。崇高な理想は厳しい規律の上に成立する、というのは個人の生活でも、国家の経営でも共通していると思うのだが。
ところで2日のトレードでは日中取引でHSのトレードソフトが、夜間取引でMT4が一時動かなくなった。このため前者ではエントリーの最良の機会を逃し、後者では仕切りの最良の機会を逃した。前者では何らかの原因でソフトが切断されていたのは知っていたが、すぐに対策をとっていれば(再起動をかけていれば)その後のミスは防げた。後者では買いポジションを保有していたので、頭に来た。後から思えばこういう時は冷静に次善の位置でも良いので仕切るべきなのだ。しかし最良の仕切り位置と思っていた地点を、自分のミス以外の理由で逃すと(MT4の時は突然止まった。こんなことはほとんどないのだが)、冷静でいるのは難しい。結局、両方とも利益は残せたが、何の異常もなければ残せた利益は倍以上だったろう。両方とも、他のソフトは動いていたので、たまたま機嫌が悪くなったのか、、、。しかしなぜこうもトラブルが多発するのだろう。トレード技術の問題なら自分の鍛錬でなんとかなるが、それ以外の理由ではいかんともしがたい。 今日読んだ本に、「次善の仕切り位置を受け入れよ」とあった。こんな時こそ冷静になるべきなんだろうが、、、。