Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

全く久し振りに、北辰物産のセミナーに

参加しました。北辰と言えば、オンライン商品先物取引では大手の一つですが、久々の名古屋セミナーなのに、参加者は、当日の飛び入りを入れても約10人。がらんとしてましたが、アナリストの方の話は、ファンダメンタルから見た、金と原油の価格見通しを、ご本人の見解を交えて丁寧に話されていました。

こういうイベントは継続することに意義があります。しかし、東京・大阪以外ではポツポツとしか開催されません。例の老後2000万円問題で、証券会社ではFPを呼んで講演会を開いたり、積極的に動いている会社もありますが、商品の世界では、そのような話はほとんど聞きません。

これはあくまでも僕の個人的な感覚ですが、株の場合は、会社そのものへの思い入れが先走ってしまい、株価の動きを純粋に数字として判断することが難しい感覚があります。これに対し、商品は、金にせよ、原油や白金にせよ、そういったことがないので、価格の動きを見ながら、純粋に自分の技術で勝負できます。もちろん、負けることもあります。勝率10割、1円も損しない、ということはあり得ません。負けを認めながら、長いスパンで見て資産を増やす。そういう作業をする場所として、商品相場は最適だと思います。ただし、前記のように自分の負けを認めることができる人であることが、このゲームに参加する条件、と言って良いでしょう。

商品のデイトレードなどは、反射神経の優れた若者が幅を利かせているイメージがありますが、僕が直接、間接に見聞きした限りでは、意外と中高齢の方も活躍されています。それは、年齢を重ね、自分のプライドを捨て、抵抗なく負けを認めることができるようになったことが、大きな理由としてあるのではないでしょうか。

中高齢者の中には、プライドのかたまり、話すときは上から目線、という人もいますが、そういう人には、このゲームは向いていませんね。