Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

今日は最悪。

といってもチャンピオンシップの成績が悪かったわけではない。本日終了時の段階では28人中3位。初日(7日)の1位以来、一度下位に沈んだが、やっとここまで浮上してきた。しかし、上位2人とはかなりの差がある。
本日は前場で白金の最初の下落を、ほぼすべて取ることができた。2度目のブレイクポイントは6400円。ここは割れてもすぐに切りかえしがありそうだったので、売り仕掛けを躊躇した(注文がわずかの差で入らなかった)。後場は逆に少しの上昇を予想し寄り付きで成り行き買い。このあたりからかみさんがしきりに話しかけてきた。主婦仲間と見に行く映画について、誰を誘って誰を誘わないかなど、どうでも良いだろ。そんな話が10分は続いたろうか。ついに切れた。そのため、ごくわずかなチャンスであった利食いのポイントを逃した。その直後に挽回しようとして今度は反対に売りたて玉。しかしこれも「負けを取り返そうとする勝負は大体負ける」との相場格言どおりの結果となった。結局、前場に17分かけて得た利益の3分の1を、後場寄り直後の17分で吐き出してしまった。泥沼化しそうだったので、本日のトレードはここで強制終了。かみさんに相場を判ってもらおうなどということは、とっくの昔にあきらめた(チャンピオンシップに参加していること自体話していない)が、せめて邪魔をしないで欲しい。
それから、タイコム証券のシステム自体まだ自分の手法にしっくりと合っていないので、23日の夕方に名古屋支社で同社のシステムトレードのレクチャーを急遽受けることになった。同社のシステムにもう少し習熟すれば、今後さまざまな邪魔が入っても臨機応変な対処が可能だろう。


ところで、トレーダーを職業としてみていないこの国では、これを職業として生きていくのは大変である。今回のチャンピオンシップも、本名ではなくハンドルネームでの参加だ。本名での参加が禁止されているわけではないが、気をつけるように言われた。それに比べ、本家のアメリカでは、様々なトレーダーが実名で参加し、腕を競っている。カート・サカエダしかり、ラリー・ウイリアムズしかり。また、一部のトレーダーは社会的に極めて高い地位につく例もある。ロバート・ルービン前財務長官は極めて有能なトレーダーであったし、今は慈善家として知られるジョージ・ソロスはクォンタムファンドで莫大な利益を上げた。それに対しこの国では僕のようなデイトレーダーは馬鹿で無責任なのだそうだ。トレードについて理解できる人間がそもそもいないのだから、仕方ないか(商品先物取引の委託者は日本全国で10万人程度しかいない)。評論家は沢山いるが、彼らのうちで実際に先物トレードを行っている人間は非常に少ない。原稿料や講演料で食っているものが大半である。