ことがあった。昨日、よく行く金山の中古CDショップで、『太陽がいっぱい』のDVDを見つけた。よほど買おうかと思ったが、とりあえずやめて帰宅した。帰ってからヤフーで調べると、何と廃盤ではないか。アマゾンでも結構な値段で出ている。今朝ショップに電話してみたが時すでに遅く、買われた後だった。しかし転売して儲けようと思っているわけでもないのに、廃盤と聞くと欲しくなるのはどうしてなのか。この作品は名作だし、公開から50年も経っているので今後も廉価版で出るだろうが、廃盤と聞くとすぐに欲しくなるから不思議だ。
『太陽を盗んだ男』の時もそうだったが、今年はこういうちょっとしたタイミングのずれ、というパターンが多かった。電車に乗り遅れるときもそうだ。もちろんこの種のズレは相場でもよくある。人生はちょっとしたタイミングのずれ、の集積である。これは僕だけではない、と思いたい。自分だけだったら悲しくなるね。こういうのは克服しようとせずに受け入れるのがいいということはわかっている。相場でも波に立ち向かうとろくなことはない。それはわかっている。だが、時々立ち向かってしまうのだ。来年はなるべく立ち向かわず、気楽に生きることにしよう。お前は今でも相当気楽だ、と思っている人もいようが。
以前この欄で『若者のすべて』について書いたが、いずれも主演はアラン・ドロンである。しかも役柄は正反対。『若者〜』では天使、『太陽〜』では悪魔、という形容がぴったり。検索していて気づいたが、両方とも日本制作の同名のテレビドラマがあるんだね。ドロン主演の2本の映画とは関係ないんだろうな。
nightfoodさん、ちょっと早いが、来年もよろしく。ベーシックインカムという政策は、やってみないとわからない、というのが感覚的には一番近いかな。僕が為政者ならやってみるね。ダメならそのとき考える。この国には議論を好む政治家は多いが、走りながら考える政治家は少ない。自転車に乗りながら、という人はいるけどね。
明日から名古屋を離れるので、新年のご挨拶(次の更新)は、たぶん元日の晩になりそう。1年間お付き合いいただき有難うございました。