今回の講義(平日)では、特に「参考資料」扱いの法律について細かく話すことはしませんでした。ただ、「参考資料」扱いにしたのはあくまでも学校の判断であり、出題者も同じように考えるか否かはわかりません。一応、昨年の同時期のブログに、余力があればおさえておきたい項目を列挙しておきましたので参考にしてください。同様に、均等法についても昨年の同時期に「深夜業に従事する女性労働者に関する措置」について書いておきましたので、一読されても良いかと。ただし、あくまでもテキストの学習を最優先にすること。
教室ではテキストについて色々と言いながら講義していますが、テキストを作成することの大変さはよく知っています。それだけに「自分ならここはこう書く」「ここを強調する」「ここを載せてここを外す(おっと、外すところはほとんどないか)」ということをお伝えするわけです。大原のテキストは保守的であるが故に信頼性は高いものがあります。これをきちんとやれば基礎は十分です。あとは必要に応じて、僕が話す事項などを取り入れて「知識の肉付け」をしていけば良いわけです。その際、条文や行政解釈などを必要に応じてきちんと読むこと。ここが大切なところです。パワーポイントはまとめとしては良いかもしれませんが、複雑な法制度をまとめていくには捨てなければならない箇所もそれなりに出てきます。特に受験回数が3回目以上くらいになる方は、この辺をよく考えてみてください。まとめやポイントをなぞるだけでは、この試験の合格は難しいので、心当たりのある方は、勉強の切り口を変えてみる工夫、あるいは勇気も必要かと。