Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

急に雲が出てきて、スーパームーンは全く見れなかった。

更に悪いことは、空を見上げて雲の切れ間を探している間に、するすると相場が上昇してしまったことだ。26日の21時半過ぎだったろうか。お月さんを探していたのはほんの数分だったと思う。しかしその数分で、取れたはずのところを取り逃がしてしまった。今から思うとそれだけの話なのだが、何故かその時は、チャンスを逃した、と行う気持ちが先に立ち、アツくなって無理に買い玉を入れてしまった。結果的にはこれが良くなかった。その後はするすると下落。急にエントリーしたので、ロスカットの設定もしていなかった。相場はその後90分下げ続け、仕切ったときには-37円と言う、最近では大きな損失を被ってしまった。その後はようやく冷静さを取り戻し、そのセッションの内に+5円獲得して-32円まで挽回。翌営業日(つまり昨日の欧米時間)で+4円。これで-28円まで挽回した。売買履歴を遡ると、4営業日ほど前の口座状況に戻ってしまったようだ。大きな損失はこれが怖い。

こんなことがあったので、損失について考えていた。

大分前になるが、炭谷道孝さんのインタビュー記事に「相場状況が不利になったら、取り敢えず両建てをして損失額を固定させる」と言うのがあった。そのあと冷静に考える時間を取る、と言うことだ。一つの考えだと思う。相場がその後、上下どちらに進むかはっきりした見通しが立てば、その方向に玉を増やすことで勝つチャンスが出てくる。ただ、この方法には問題もある。両建て後の方向性をはっきりと見通せるか否か、と言う問題だ。見通した方向性が間違っていれば、更にまた両建て、と言うことにもなりかねなず、資金が続かなくなる可能性もある。炭谷さんほどの人ならできるのかも知れないが、僕を含め、一般のトレーダーには難しいと思う。いずれにせよ、両建ては、やるのは簡単だが、外し方がとても難しい。

次ぎは難平。投資本を読むとたいていは「難平は厳禁」と言う感じで書いてある。でも、逆に言えばそれだけ、行っている人が多い、と言うことだ。今はブログを閉じてしまわれたが「11年目の投機家」さんのセミナーで、ご本人と話をしたことがあった。一目均衡表は金相場に良く当てはまる、と言う話の後で、難平はしないのが望ましいが、実戦ではそんなきれいごとは言っていられない、と話されていたのを覚えている。今までの経験でも、難平では成功したときの方が多いと思う。しかし、失敗したときのダメージの大きさは、計り知れないものになる可能性がある。だから、口座資金的には、少なくとも月初は難平をしたくてもできない程度の少額で始めることにしている。それがだんだんと資金が増えてくると、一度だけしてみようか、などと考えるようになるのだ。今回も難平を考えたが、自重した。やろうと思えばできたが、その分だけ口座に預けてある金額を使うので、もし難平後に価格が逆行した場合、口座破産の可能性が高くなるからだ。でも今回は、難平時の価格によっては勝てた可能性が大きかったので、気持ちとしては微妙だ。難平に関しては、これからも悩む命題だろうな。

相場の方は、本日の米国時間でも+4円。結構苦労したが、プラスで終えられ、満足。