原因は昨日(11/10)の米CPIだ。総合で対前年比6.2%のプラス。日本時間10日22:30の発表からの15分で100円以上急騰して6740円に。その後6803円まであった。ちなみにこの日の安値は、10日17時前につけた6618円なので、高安の差は185円の凄まじさだ。
ところが僕はこの急騰を取り逃がしてしまった。指値が1円の差で入らなかったのだ。その後、この急騰局面で何度かエントリーを試みたが、わずかの差で指値が入らず。結局、急騰後の小さいあやを獲って11円は稼いだものの、この日の値幅から考えると極めて小さな収穫に終わってしまった。
本日(11/11)の欧米時間では、昨日の急騰を引き継いだ乱高下状態。ただ、日足レベルでは明らかに基調は強いので、押したところを買い目線で値動きを見て行くことにした。結果、4回の取引で計21円獲得。この間、全て「買い」のみ。チャートの後付けでは売りで獲れた局面もあったが、日足の強基調を考えると、外れたときは恐怖だからな。
ところで、この急騰はいつまで続くだろうか。そもそもの原因は、CPIの急上昇でインフレが強く意識され、インフレヘッジとしての金に資金が集まったこと。しかし昨日のチャートでは、11日の零時から4時にかけて上昇分の3分の1ほど押している。この局面は、米国債金利の上昇が意識され、金利の付かない金が、今度は売られたようだ。
このように、これからの金価格はインフレヘッジによる上昇と米金利上昇による下落の間で大きく揺れ動きそうだ。ただ、大阪金は円建てなので、米金利上昇による円安効果が強く反映される。したがって、大阪金価格の下押し圧力は弱いとみるがどうだろう。
いずれにせよ、大阪金価格は歴史的高値圏にあり、短期売買に当たり、乱高下に巻き込まれないように細心の注意を払いたい。
それから、最初のアップで石井浩郎参院議員のことを書いたが、内容が本日のものとは無関係なので、前日の記事中に移動した。