Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

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『365日ビートルズ』(藤本国彦 著 扶桑社 刊)購入

この本は「読了」ではなく「購入」である。

 

タイトルに「365日」とあるように、何月何日(何年)には、ビートルズ関連でどんなニュースがあったか、と言うことを、1/1~12/31まで、順を追って書いたものだ。

だから、本欄で紹介している他の多くの書籍のように、最初のページからきちんと読むような性格のものではない。「今日はビートルズにとって、どんな日だったのかな?」と言う感じで、その日その日を日めくりしていく。こういう本があっても良いな。

 

考えてみれば、ビートルズは凄いバンドだ。ビートルズコピーバンドなど、日本だけでもたくさんあるだろう。また、本書の著者のように、ビートルズをネタにして生計を立てている人もいるのだろう。

考えようによっては、特にコピーバンドなどは人の褌(ふんどし)で相撲を取る、と言って言えなくもない。でも、相撲をとれるようになるまでには相当のレベルに到達する必要があることも確かだ。本書もビートルズが存在しなければ成り立たない本であることは事実なのでが、些細なことまで知りたい、と言うファンの欲求にこたえるには最高の一冊ではないだろうか(まだ、パラパラとめくってみただけだが、よくこれだけ細かいことを調べたもんだ)。

 

それにしても、ビートルズが解散して既に50年以上経つのに、コピーバンドや映画、書籍など、ビートルズ関連ビジネスは未だ衰えを知らない。60年代に活躍した他のアーティストの曲は、その多くが時代を感じさせ、古臭く聴こえるようになってしまったが、ビートルズは、録音技術的な古さはあっても、感覚的に古さを感じることはない。それどころか「イン・マイ・ライフ」「イエスタディ」「サムシング」など多くの曲が、以前と比べ、より研ぎ澄まされたように聴こえてくる。本当に不思議だ。

 

今年の春に、本欄でも時々ご登場いただく、ビートルズサークルのM会長とお会いしたとき、本書の著者である藤本氏の名前も出てきた。同氏は某カルチャーセンターでビートルズ関連の講座を持っており、その名称が「藤本国彦と行くロンドン&リバプールビートルズゆかりの地巡りの旅」と言う、聖地巡礼の旅である。2017年前後に3回ほど行われたらしく、M会長は2017年のツアーに参加された、と言うことで、お会いした当日、その時の写真や様々な資料を見せて頂いたり、中には頂戴したものまであった(遅ればせながら、会長、有り難うございます!)。

 

これから毎日、今日はビートルズに何があった日かな? と本書のページを繰るのが日課になるかも知れない。

悪くないね。